2016/9/10
企画マーケティング部会 「第53回 JBAソフトボール大会」報告
去る9月10日、11日、17日、18日の土日、The Huntington Central Park Sports Complexにて第53回JBAソフトボール大会を開催した。過去9年間で8度優勝の絶対王者、Mitsubishi Electricが今年も定位置に居座ったのか？ それとも、それを阻止するチームは現れたのか？ 総勢41チームが熱戦を繰り広げた本大会をレポートする。
なんとなんと！絶対王者が決勝トーナメント前に敗退!?
毎年秋恒例のJBAソフトボール大会だが、今年で53回目の開催となった。今大会は41チームが、2週末4日間にわたって熱い試合を繰り広げた。大会初日、2日目は3チームごとの16ブロックに分かれて総当たり戦を行い（2チームのブロックもあり）、各ブロックの上位2チームおよびシードチーム（2015年大会ベスト8のチーム）32チームが３日目からのトーナメントに進出した。
その3日目でまさかの大番狂わせが。ベスト16の試合で、Mitsubishi ElectricがKonoikeに5対13で敗れたのだ。常勝軍団の早々の敗退に、会場はどよめいた。さらに、15年準優勝のNippon Express、14年優勝のTokio Marineもここで敗れるなど、サプライズは続いた。
そんな波乱含みの3日目から決勝トーナメントに勝ち上がったのは、大金星のKonoike、14年準優勝、昨年3位の強豪American Honda、14年5位のDeloitte、15年8位のOCS/KDDI、15年6位のHotta Liesenberg Saito、13年5位のToyota-B、13年準優勝のYamaha Motor-B、15年5位のToyota-Aという実力者揃いながら、フレッシュな顔ぶれだ。
どのチームが勝ってもおかしくない！
強豪8チームが激突！
群雄割拠の様相を呈してきた４日目の決勝トーナメント、1試合目はDeloitte 対 OCS/KDDI、American Honda 対 Konoike、Hotta Liesenberg Saito対 Toyota-B、Yamaha Motor-B 対 Toyota-Aの4カード。
まず、DeloitteとOCS/KDDIの対戦。１回でそれぞれ4点を取り、3回にDeloitteが３点を加点して以降、両チームとも最終回まで無得点。結果、7対4というヒリヒリした展開の試合をDeloitteが制した。
American Honda 対 Konoikeの試合ではAmerican Hondaの打線が爆発。24対7の大差で、今大会随一のダークホース、Konoikeを退けた。
Hotta Liesenberg Saito 対 Toyota-Bの試合は、20対15という打撃戦をHotta Liesenberg Saitoがものにした。14年、15年と連続でベスト8止まりだったHotta Liesenbergは、悲願のベスト４進出となった。
Yamaha Motor-B 対 Toyota-Aは、18対11でYamaha Motor-B の勝利。ToyotaはAとBの２チームが決勝トーナメントに勝ち進むという選手層の厚さを見せたが、ここで２チームとも姿を消すこととなった。
続く準決勝では、DeloitteとAmerican Honda、Hotta Liesenberg SaitoとYamaha-Bが相見えた。
Deloitte 対 American Hondaは４回まで互いに点を取り合うシーソーゲームとなるも、5回に4点、6回に5点とAmerican Hondaが突き放し、18対12で勝利。
Hotta Liesenberg Saito対Yamaha Motor-Bの試合は19対13でYamaha Motor-Bの勝利。Yamaha Motor-Bは初回7点、2回6点のスタートダッシュが効いた。Hotta Liesenberg Saitoも食い下がったが一歩及ばず。
攻撃力の高い2チームが決勝に。
勝利の女神が微笑んだのは…？
いよいよ最後の2試合。まずDeloitte 対 Hotta Liesenberg Saitoの3位決定戦は、15対2でDeloitteの圧勝となった。
そして決勝戦、American Honda 対 Yamaha Motor-Bの一戦。実はこの2チーム、初日の１回戦で対戦しており、この時は14対4でYamaha Motor-Bが勝利していた。American Hondaはシードチームのため、勝敗にかかわらず32強にコマを進めることができたのだが、一度は辛酸をなめさせられた相手。大舞台でまたとないリベンジの機会が訪れた格好となった。そんな因縁の対戦だったが、試合は一方的な展開に。American Hondaが初回に4点を取った後、Yamaha Motor-Bもすぐに2点を返すも、その裏、American Hondaがすぐに３点を追加。以降、American Hondaは4回に5点、5回に7点とビッグイニングを作り、Yamaha Motor-Bを突き放した。Yamaha Motor-Bは5回、6回に2点ずつ返すのがやっとで、試合は21対６とAmerican Hondaの圧勝劇で幕を閉じた。
大会終了後は表彰式。栗原企画マーケティング部会長が各チームにトロフィーを手渡し、4日間を戦い抜いた8チームを労った。来年はAmerican Hondaが2連覇を飾るのか？それともMitsubishi Electricが返り咲くのか？はたまた、新星が現れるのか？今から来年の盛り上がりを予感せずにはいられない、そんな大会となった。
決勝トーナメント初戦で一番最初に試合が終わったDeloitte 対 OCS/KDDI。互いに０点が並ぶ緊迫の投手戦
American Honda戦、懸命に走るKonoikeの選手。
残念ながら決勝トーナメント初戦での敗退となった
決勝トーナメント常連チームのHotta Liesenberg Saito。８強進出をかけて打つ！打つ！打つ！
決勝トーナメント１回戦、Yamaha Motor-Bを相手に好投を続けたToyota-Bのピッチャー。残念ながら一歩及ばず
準決勝でも自慢の攻撃力を見せつけたYamaha Motor-B。走攻守揃った攻撃でHotta Liesenberg Saitoを退けた
3位決定戦、ヘッドスライディングなど気迫のプレーを随所で見せるも敗れたHotta Liesenberg Saito。Deloitteが終始強かった
決勝の大一番で打線が面白いようにつながり、21得点の猛攻を見せたAmerican Honda
最終回、Yamaha Motor-Bの攻撃を０点に押さえて見事優勝！歓喜に湧くAmerican Hondaナイン
優勝旗、トロフィーを掲げるAmerican Honda。来年からは追われる立場となる
準優勝という素晴らしい成績を収めたYamaha Motor-B。今後も目が離せない強豪チームだ
勝負強さと安定感が目立ったDeloitteが３位に。準決勝でもAmerican Hondaを苦しめた
14年、15年ベスト８、今年はベスト４と着実に前進してきたHotta Liesenberg Saito。来年こそ…？
Mitsubishi Electricを下して今大会最大のサプライズを演出したKonoikeが５位の座を獲得
トーナメント上位8チーム
優勝 American Honda
準優勝 Yamaha Motor-B
3位 Deloitte
4位 Hotta Liesenberg Saito
5位 Konoike
6位 Toyota-A
7位 OCS/KDDI
8位 Toyota-B
ソフトボール協賛企業
Asahi Beer U.S.A., Inc.
Kirin Brewery Company, Limited
Sapporo U.S.A., Inc.
ITO EN (North America) Inc.
Nissin Foods (USA) Co., Inc.
Morinaga Nutritional Foods, Inc.
Taisho Pharmaceutical California, Inc.
Yakult U.S.A. Inc.
Sanyo Foods Corporation of America
