2015/5/9
昨年から始まりましたダウンタウン地域部会企画、“パサデナ旧邸宅見学ツアー(Pasadena Showcase House of Design)”に今年も30名の皆さんにご参加いただき5月9日(土)に行ってまいりました。このイベントはコンペで選ばれた新進気鋭のプロデザイナーや建築家が、古くて由緒ある大邸宅をリモデルして一般公開した後に販売し、その売り上げをPasadenaのJunior Music Orchestraに寄付するNPO財団のプログラムです。
Showcase 51回目に選ばれた今年の大邸宅は1910年にフェルナンド・パルマンティエによって設計された英国チューダー様式のお屋敷です。実はこのお屋敷はShowcaseには20年ぶりの2度目の登場でした。前回の改装時に使われた価値の高い建築素材をそのまま生かし、そこに新しいデザインを注ぎ込むことでより斬新な内装を実現していました。
また、かつてCarriage House(馬車小屋!)として使われていた建物がお洒落なゲストハウスに生まれ変わっていました。残念ながら(?)、オーナーはそのまま自宅として使い続けるということで購入を検討することはできませんでしたが、ステキなお宅を堪能することができました。
去年は暑くて大変でしたが、今年は一転して寒い曇り空の一日になりました。冬のコートを持ち込んだ方もたくさんいらっしゃいましたが、それが正解といえるほどのお天気でした。ランチはゲストハウスの1階に設置された レストランにJBA用のテーブルを用意して頂き、おいしいイタリアンメニューを頂きました。優雅なお庭の散歩などを楽しみ、贅沢な気分に浸ったあと、狭い我が家で現実の世界に戻りましたが、バスルームくらいならガラスのアイデアを参考にして改築できるかも?などと夢見ています。
以下、ご参加頂いた方々のコメントです。
初めての参加ですが、元々インテリアや建築には興味があり、非常に楽しみにしていました。どのスペースも、照明、家具など細部にまでこだわったインテリアが美しく、実際に、担当デザイナーが解説してくれる所もあり、それぞれの個性が垣間見えて、とても興味深く拝見しました。お昼も、予約していただいていたので、待ち時間もなく、レストランの雰囲気も楽しみながら、美味しいお料理をゆっくりと味わうことができました。敷地内のお店でショッピングもでき、のんびりとしながらも、大変有意義な時間を過ごすことができました。また、是非参加させていただきたいと思います。(小田桐さん)
LA1年生の私にとっては、こんなツアーがあって、こんなにたくさんの方が参加されるのか、と新鮮な驚きの中、様々なインテリアデザインをセレブ気分で妻共々楽しませていただきました。終了後、PasadenaのGamble houseやOld townを観光して帰りました。(小林さん)
英国チューダー様式の邸宅を拝見してきました。全米から選ばれたインテリアデザイナーたちが仕上げた各部屋、キッチン、バスルームを一堂に見ることができ、またデザイナーとのお話も楽しく最高のイベントでした。早速、我家のキッチン、リビングルームリフォームの参考にさせてもらってます!
(ヘレンボルトさん)
文: Creative Enterprise International Inc. 阿岸 明子, NMB (USA), Inc.桑野康成さん夫人・桑野雅子