2015/5/9
去る5月9日、あさひ学園トーランス校を会場に、今年度の「U.S. Educators to Japan(USEJ)」プログラムで日本に派遣する現地校のアメリカ人教師および教育関係者が集まり、オリエンテーションを行った。
5月9日、今年度の「U.S. Educators to Japan(USEJ)」プログラム・オリエンテーションを開催した。このUSEJプログラムは1975年に始まったもので、日系企業の駐在員子女を受け入れている米国現地校への感謝の意味と、対日理解の促進を目的に、アメリカ人教育者を日本に派遣している。これまでに、同プログラムにより約500人が訪日してきた。今年度、派遣されるのは7人。主にJBA会員子女が多い学区から各地域部会の推薦によって選出された。
午前9時30分、教育文化部会員の土川さんの司会で開まったオリエンテーション。最初に前田部会長が挨拶し、全員が初訪日だという参加者を激励した。続いて、教育文化部会員と派遣教師たちが互いに英語で自己紹介を行った。
続いて、6月21日から12日間の滞在予定で実施されるプログラムの詳細を、高田副部会長がスライドショーで紹介。どの参加者も、アメリカとは異なる日本の学校の風景や、過去の参加者が教室内で生徒と交流する風景に釘付けになっていた。また、ANA Salesの鶴井さんからフライト情報の説明が、日本政府観光局のスコットさんから、観光名所、トラベルチップ、携帯電話事情など、滞日時に役立つ情報が提供され、各自メモを取る姿が散見された。
その後、あさひ学園の岩井事務局長の案内で、あさひ学園の授業を2グループに分かれて視察した。生徒の回答に先生がマルをつけるなど、現地校と異なる授業スタイルや国語や算数等、科目ごとに縦書きであったり横書きであったりする板書や教科書に一同興味津々だった。
視察の後は、2014年度USEJ参加者のケイティ・アンタネズ(College Park Elementary)さんと、アレクサンドラ・ヒル(Jeffrey Trail Middle)さんから、プログラムで訪れた学校やホームステイ先での様子を、写真とさまざまなエピソードを交えて、プレゼンテーションが行われた。限られた日程の中で日本の教育システムや文化を十分に経験できるようにと、昨年の参加者ならではのアドバイスも存分に盛り込まれた。
また、今年度のリーダーには、アリソン・マルチノビッチさんが立候補し、満場一致可決された。用意された軽食をつまみながらの懇談会では、期待に胸を膨らませた15年度参加者が、ケイティさんとアレクサンドラさんに対して次々と質問を投げかけ、予定終了時間を超過するほど盛り上がった。
15年度USEJリーダー
アリソン・マルチノビッチさん
私たちにとって初めての日本ですが、昨年の参加者2人の話を聞いて訪日が今からとても楽しみになりました。日本の教育、文化、歴史を体で吸収し、良い意味でカルチャーショックを受けたいですね。また、日米の文化をシェアできる絶好の機会だと思っています。
2015年度USEJ参加者リスト
First Name | Last Name | School Name | City |
---|---|---|---|
Rebeccah | Linder | El Marino Language School | Culver City |
Lori | Nagaoka | Hickory Elementary | Torrance |
Alison | Martinovich | Montemalaga Elementary | Palos Verdes |
Kristina | Reed | Montemalaga Elementary | Palos Verdes |
Kaii | Lee | IUSD, Irvine | Irvine |
Christina | Masciel | Jeffrey Trail Middle | Irvine |
Elaine | Monji | Alderwood Elementary | Irvine |