州知事との面談かなった2007年度サクラメント訪問
2007年度サクラメント訪問報告
報告:JBA 事務局・専務理事 高橋祐治
去る6月20 日、21 日の両日、北加日商(JCCNC)と共同でJBA
サクラメント訪問を実施した。サクラメント訪問は、毎年継続して
実施しているJBA の主要活動のひとつ。JBA からは松野恒博会長
を始め6名が参加、JCCNC からは森紀人副会長他5 名、総勢11 名
が参加した。今年度の表敬訪問では、JBA として初めて州知事に直
接面談することができた。
JBA が北加日商(JCCNC)と合
同で行っているサクラメント訪問
は、カリフォルニア州への日系進
出企業と州政府、州議会とのパイ
プ作りを目的に毎年行っているも
のです。今回JBA からは、松野恒
博会長、鈴木康義商工総務部会長、
鈴木量作オレンジ・カウンティ地
域部会長、宮本公明商工総務副部会
長、岡本雅夫ダウンタウン地域部
会員および高橋祐治専務理事と、
JCCNC からは森紀人副会長、ステ
ィーブン・テラオカ氏、西村孝氏、
ケネス・ツカハラ氏とオブザーバ
ーの村永祐司氏の総勢11 人のデリ
ゲーションで訪問しました。
今回の訪問の最大の成果は、ア
ーノルド・シュワルツェネッガー・
カリフォルニア州知事との面会、
歓談が実現したことです。6月21
日の午前10 時45 分、知事室のレ
ーガン・キャビネットルームでそ
れは実現しました。
JBA 側から「知事のリーダー
シップで、カリフォルニア州のト
レードミッションをまず日本へ派
遣してくださったことを感謝しま
す」と表明すると、シュワルツェ
ネッガー州知事から、「本日はよ
く来てくださいました。私は日本
が大好きです。特に日本企業の労
働倫理観が好きです。今まで何回
も日本へ赴きました。最初は1972
年、ボディービル関連での訪問で
した。日本企業の皆様はカリフォ
ルニア州へ多額の投資をしてくだ
さり、また現地の雇用に多大な貢
献をしてくださっていることに、
州政府として感謝しています。来
年もまた日本へ行く予定です」と
の話がありました。
そして、全員と握手を交わし、
記念写真を一緒に撮り、名前入
りの葉巻をお土産にいただきまし
た。サクラメント訪問は過去20 年
以上、毎年行ってきましたが、カ
リフォルニア州知事に面会できた
のは今回が初めてのことでした。
カリフォルニア商工会議所メンバーとの昼食懇談会。
前列中央がアラン・ザレンバーグ会頭
今回の訪問内容は以下の通りです。
6 月20 日早朝、ロサンゼルス国
際空港に集合し、空路サクラメン
トへ。ホテル到着後に早速JBA と
JCCNC が一堂に会して、ポリティ
カルコンサルタントであるスコッ
ト・キーン氏のコーディネーショ
ンのもと、スケジュールの最終確
認や州の上・下院議員との会談で
の説明内容の統一など、十分に打
ち合わせしました。
午前11 時30 分、まずギャレッ
ト・アシュレー次官(Undersecretary
for Trade, Business, Transportation
& Housing Agency)との面談があ
りました。カリフォルニア州は現
在、海外にはトレードオフィスを1
つも持っていませんが、アシュレー
次官から、「今後カリフォルニアの
貿易政策をどう進めてゆくか」とい
う課題に対する提言をまとめ、上・
下院へ提出し審議がなされ、法案
を作る予定であるとの話がありまし
た。
正午からはカリフォルニア商工
会議所の招待による昼食会があ
り、アラン・ザレンバーグ会頭を
始め、4人のシニアスタッフと共
に昼食をしながらの活発な意見交
換がありました。現在問題になっ
ている課題、特にJBA が懸念して
いる医療保険や、港湾におけるコ
ンテナへの課税などについて説明
がありました。
午後1時30 分から5時までは州
議会へ出向き、州議会、州政府の
ビッグ5のうち、知事と下院少数
党院内総務(Assembly Minority
Leader)を除く3人の要人との面
談を果たすことができました。ち
なみに、ビッグ5とは、シュワル
ツェネッガー州知事、ファビアン・
ヌネズ下院議長、マイク・ヴィ
リネ下院少数党院内総務、ディッ
ク・アッカーマン上院少数党院内
総務(Senate Minority Leader)、
そしてデブラ・ボーエン州務長官
(Secretary of State)の5人を指
します。特に、下院議長であるフ
ァビアン・ヌネズ氏は若手の実力
者で、この会談は大きな成果とな
りました。ヌネズ氏は今年9月末
から10 月初旬にかけて日本を訪問
し、政財界の要人との会合が予定
されています。
20 日は夜6時からサクラメント
市内のレストランにて、120 人の上
院、下院議員の中で唯一の日系人
議員であるアラン・ナカニシ下院
議員を招き、夕食会を開催、様々
な意見交換を行いました。
アラン・ナカニシ下院議員(前列左端)らとレストランにて会食
翌21 日は早朝から州議会へ。
朝の下院議会のセッションに招か
れ、2階の特別傍聴席から、実際
の議会のセッションを見学しまし
た。その時に、かねてからJBA が
懇意にしているテッド・リュー下
院議員(2005 年9月の選挙で選ば
れた53rd Assembly District、す
なわちトーランス市、レドンドビ
ーチ市、エルセグンド市、マリナ
デルレイ市などが地盤)が80 人の
下院議員に対してJBA とJCCNC
の訪問を紹介し、カリフォルニア
州と日本の関係を説明、日系企業
の投資は1739 社、290 億ドル、雇
用は15 万人、その年間給与支払額
は90 億ドルであり、貿易国として
日本は、メキシコに次ぐ第2 の輸
出市場で、その額は135 億ドルに
上ることなどを紹介してくれまし
た。
午前9時30 分、上院議会のセ
ッションで、松野JBA 会長と森
JCCNC 副会長が40 人の上院議員
に紹介され、拍手で迎えられまし
た。そして、午前10 時45 分から、
知事室にて念願のシュワルツェネ
ッガー州知事との面談が実現しま
した。その模様は先述の通りです。
午前中の予定の中で残念だっ
たのは、予定されていたDMV の
ビル・キャッサー氏(Assistant
Director)との面談が、突然の個
人的な理由にて当日朝にキャンセ
ルになったことです。キャッサー
氏との面談では、JBA の会員が直
面している運転免許証の問題につ
いて話し合うことになっていまし
た。
正午からはチャイニーズレスト
ランにて、リランド・イー上院議
員(サンフランシスコを地盤とす
る中国系議員)とヴァン・トラン
下院議員(コスタメサを基盤とす
るベトナム系議員)を招いた昼食
懇談会を行い、2日間のサクラメ
ント訪問を終了しました。
今回のサクラメント表敬訪問で
強く感じたことは、120 人の上・下
院議員のうち、日系議員はアラン・
ナカニシ下院議員ただ1人である
ということです。その一方、韓国
系や中国系、ベトナム系議員の数
が増えています。将来、日系人で、
議員や州政府の高官になるような
人材を育成するために、JBA とし
て何ができるかを考えていきたい
と思いました。
本報告についてのご意見や今後の
サクラメント訪問に関するご提言な
どがありましたら、JBA 事務局・高
橋(310-515-9522)までご連絡
ください。
ディック・アッカーマン上院少数党院内総務(中央)との会談にて
デブラ・ボーエン州務長官(左から5番目)との会談にて
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