アメリカシロペリカン

巨大なくちばし、長い首、広い翼を持つ北米で最大級の水鳥である。
成鳥の体長は150cm程度、翼開長は270cm程度である。
くちばしと脚は黄色であり全身は白色だが、羽根の外側には黒い部分があり飛んでいる時にのみ見ることが出来る。

渡り鳥であり、メキシコから米国のカリフォルニア州、メキシコ湾岸地域で冬季を過ごし、夏季に米国北部、カナダ南部に渡り繁殖する。
オレンジカウンティには冬季に滞在する。

集団で狩りをする習性がある。時々、大きな群れが池に集まり、複数羽で魚を浅瀬に向かって追いやる。その後、囲い込んだ魚をすくい上げて捕食する。

アメリカシロペリカンはその体の大きさから日中は体に熱がこもりやすい。その際には、太陽に背を向けくちばしの袋はためかせる。くちばしの袋には多くの血管が走っており、熱を逃がす役割を果たす。

観測地域