2015/9/20
去る9月12日、13日、19日、20日の土日、4日間にわたり第52回ソフトボール大会を開催。今年も総勢44チームが、優勝を狙って熱い試合を繰り広げた。昨年は、一昨年まで7連覇の絶対王者、Mitsubishi Electricが決勝トーナメント1回戦で姿を消すという波乱の展開。新たな時代が幕開けてから1年、今年の勝負の行方はいかに…。
毎年恒例のJBAソフトボール大会も、今年で52回目。今大会も総勢44チームと多くのチームが出場し、2週末にわたって勝敗を競い合った。大会の初日と2日目は、3チームごとのブロックに分かれての総当たり戦(2チームの場合もあり)を行い、上位2チームが3日目からのトーナメントに出場するというルールは今年も変わらず。1試合でも勝てば勝ち上がれる可能性があるとあり、どのチームも真剣に勝負に挑んだ。
3日目、32チームに絞られた中から8チームの決勝トーナメントに勝ち上がったのは、昨年の大会で大番狂わせを演じて優勝したTokio Marine、一昨年までの絶対王者Mitsubishi Electric、昨年Mitsubishi Electricをベスト8で破り準優勝に輝いたAmerican Honda、昨年3位のNippon Express、昨年8位のHotta Liesenberg Saitoなど、手堅い顔ぶれ。そこに2007年準優勝の古豪Ernst & Young、そして躍進著しいToyota-A、OCS/KDDIが食い込む形となった。
そして雌雄を決する4日目最終日の決勝トーナメント、1試合目はTOYOTA-A対Mitsubishi Electric、OCS/KDDI対Tokio Marine、Ernst & Young対American Honda、そしてHotta Liesenberg Saito対Nippon Expressの4カード。
まずTOYOTA-AとMitsubishi Electricの試合は、Mitsubishi Electricが20対9で勝利。ただ、TOYOTA-Aも黙って負けたわけではなく、1回表で6点を失うも、その裏すぐに4点を返すなど序盤には見せ場を作り、試合を盛り上げた。
OCS/KDDI対Tokio Marineの試合は、18対4でTokio Marineが攻守ともに安定した試合運びで危うげなく勝利。しかし、ここまで勝ち上がったOCS/KDDIの健闘も大いに讃えたい。
Hotta Liesenberg Saito対Nippon Expressは17対3と、こちらもNippon Expressが高い攻撃力と守備力を見せつけ、貫禄の勝利。Hotta Liesenberg Saitoは去年に引き続きベスト8で涙を飲んだ。
Ernst & Youong対American Hondaの試合ではAmerican Hondaの打線が爆発。6回までに29点を取り、29対9のコールド勝ちを決めた。Ernst & Youngも3回に6点を返すなど善戦したが、及ばなかった。
初戦4試合の結果、昨年の復讐に燃えるMitsubishi Electic、ディフェンディングチャンピオンTokio Marine、昨年準優勝のAmerican Honda、そして3位のNippon Expressと強豪チームが順当に勝ち残り、頂上を目指して残りの試合を戦うことに。
準決勝1試合目、American Honda対Nippon Expressは互いに一歩も引かず。5回までNippon Expressが8対4でリードするが、American Hondaも追い上げる。結果、9対8の接戦をNippon Expressがものにするスリリングな試合となった。
準決勝2試合目、Tokio Marine対Mitsubishi Electricの試合も互いに譲らぬ好試合。4回まで12対8と互角の展開ながら、そこからMitsubishi Electricがじわじわ得点を重ね、16対10で競り勝った。
Tokio MarineとAmerican Hondaの3位決定戦はちょっとしたサプライズ。昨年王者のTokio Marineが31対6の大差で試合を落としたのだ。しかし、毎回ビッグイニングを作ったAmerican Hondaの勢いは圧巻で、来年の活躍も楽しみとなった。
そして決勝戦は王座奪還を狙うMitsubishi Electricと、初優勝をさらいたいNippon Expressが相見えた。試合はMitsubishi Electricが初回3点、2回2点、4回、5回に5点ずつと着実に得点を重ねていったのに対し、Nippon Expressは1回に1点、3回に2点を取るもそれ以外の回は1点か0点のみと見せ場を作れず。結果、18対6でMitsubishi Electricが勝利し、1年越しに王者の地位を取り戻した。
大会終了後は表彰式が行われ、企画マーケティング部会員が各チームにトロフィーを手渡し、4日間の激闘を労った。常勝チームが順当に勝ち上がり好試合を見せ、結果、絶対王者Mitsubishi Electricが見事復活した今大会。来年もこの流れが続くのか、それとも新たなダークホースが現れるのか、次回のソフトボール大会も目が離せない。
決勝トーナメント1回戦、Mitsubishi Electric相手に大量失点せず、20対9と善戦したToyota-A |
決勝トーナメント1回戦、Tokio Marine相手に苦戦するも最終回では3点を奪って意地を見せたOCS/KDDI |
Ernst & Young相手にいきなり攻撃が爆発したAmerican Honda。気持ちいいくらい打線がつながった |
昨年と変わらぬ重量打線でHotta Liesenberg Saitoを危うげなく下したNippon Express |
9対8のヒリヒリする展開を制したNippon ExpressとAmerican Hondaの準決勝戦は本当に見応えがあった |
Mitsubishi Electricと互角の戦いを見せるも、ここぞというところで一発が出ず準決勝で敗退したTokio Marine |
3位決定戦でまさかの大敗を喫したTokio Marineだが、今年も勝負強さを存分に見せてくれた |
決勝でも単打長打織り交ぜて得点を重ねたMitsubishi Electric |
決勝で自慢の重量打線が少し噛み合わなかったのが残念だったNippon Express |
MItsubishi Electricが昨年の屈辱を晴らし、見事8回目の優勝を決める! |
当然のように優勝を手にしたMitsubishi Electric。また長期政権が始まるのか!? |
昨年の3位に続いて今年は準優勝となったNippon Express。来年こそは… |
準決勝で惜敗するも、決勝トーナメント随一のド迫力打線を披露してくれたAmerican Hondaが3位 |
昨年の優勝は決して単なる幸運ではないことを示し、見事4位に輝いたTokio Marine |
Mitsubishi Electric相手に好勝負を演じたToyota-Aが5位の座に |
優勝 Mitsubishi Electric |
準優勝 Nippon Express |
優勝 Mitsubishi Electric |
4位 Tokio Marine |
5位 Toyota-A |
6位 Hotta Liesenberg Saito |
7位 Ernst & Young |
8位 OCS/KDDI |
ソフトボール協賛企業
Asashi Beer U.S.A., Inc.
Kirin Brewery of America, LLC
Sapporo U.S.A., Inc.
ITO EN (North America) Inc.
Taisho Pharmaceutical California, Inc.
Nissin Foods (USA) Co., Inc.
Sanyo Foods Corp of America
Morinaga Nutritional Foods, Inc.
Yakult U.S.A. Inc.
METRO SIGNS, INC.