2016/7/26
ダウンタウン部会恒例のロサンゼルス・ドジャース観戦を7月26日(火)に企画、参加してきました。昨年までは家族重視イベントでしたが、今年は久々に日本人プレーヤー、マエケンこと前田健太投手がドジャースに参加し、バブルヘッドのプレゼントがある日を聞きつけて企画しましたところ、当日がジャパンデーで日本関連のイベントがドンドン足されていき、予想外の企画になりました。
まずは球場に入場してバブルヘッドをゲット。先着4万名だったので早めに球場へ乗り込みましたが、スタジアムはいまだ閑散としていて、一人ビールとドジャースドッグで腹ごしらえをしました。
6時半からジャパンデーのイベントがスタートし、まずは当地の人気テレビ番組『America’s Got Talent』で優勝した蛯名健一氏が三塁側ベンチ屋根上に登場しました。我々の席がライトのポール際で、その姿は肉眼では小さく、スタンドに向かっての演技で後ろ姿だけでしたが、センターのスクリーンで圧巻のパフォーマンスを満喫できました。
次にホームベースあたりに何やら怪しげな赤いコートのようなものをまとった人がいるな?と思っていると、人気男性グループEXILEのAtsushi氏による「君が代」斉唱。日本人として一緒に歌いましたが、右手を胸に当ててしまう自分は日本国家斉唱の姿として適当なのか疑問に思いながら久し振りに歌い上げました。
始球式は、着任間もない千葉在ロサンゼルス総領事が、キャッチャー・マエケンにストライクを決めてくれました。日本人メジャーリーガーのパイオニア野茂選手と同じ背番号16が光っていました。
試合前のメインイベント、合衆国国歌斉唱は、こちらも人気番組『The Voice』で注目を集めたJudith Hillがその抜群の歌唱力でしめてくれました。彼女は地元出身で、マイケル・ジャクソン最後のツアー「This Is It」でマイケル・ジャクソンとデュエットを歌うはずでしたが、彼の死によりキャンセルとなってしまいました。日本人のお母さんがピアニスト、お父さんもミュージシャンです。
ゲームの途中では、伝説の日系部隊、第442連隊戦闘団を経て、朝鮮戦争、ベトナム戦争に従軍した退役軍人ロバート・イズミ氏(91歳、マリリン・モンローと小学校でクラスメイト)が紹介され、スタンディングオベーションを受け、ドジャース選手からも握手を求められ応じていました。彼らの命がけの献身があって今の我々アメリカに住む日本人が活躍できることに、改めて感謝の気持ちで胸が熱くなりました。
さて試合の方は、期待のマエケンはローテーションが合わず登場しませんでしたが、投手戦となりわずかなチャンスを物にしたドジャースが先行し、それをタンパベイ・レイズが追いかける展開で、見応えのある試合となり、我がドジャースが一点差の逃げ切り勝利に終わりました。
今年は久々にフットボールチームが戻ってきて、ロサンゼルスのスポーツ観戦はより面白くなります。仕事は仕事、遊びは遊び、ロサンゼルス生活をエンジョイしましょう。
文:OYO Corporation U.S.A.・江口邦宏さん