2016/2/14
去る2月14日(日)に Skechers Performance Los Angeles Marathonが開催された。JBAでは今年もJBA会員とそのご家族の皆さん約130名で、23マイル地点のオフィシャルウォーターステーションでボランティアを実施した。
昨年は3月に開催されたロサンゼルスマラソンだが、今年は2月に前倒しての開催となった。2月とは思えぬ熱暑となったこの日、多くのボランティア参加者が朝早くから集合。ランナーたちに手渡すべく、水やスポーツドリンク、バナナやオレンジ、あんパンなどの準備に勤しんだ。
短距離走かと思うくらいの高速で駆け抜けるウィールチェア、エリートランナーに続き、午前10時前後から一般ランナーも続々通過。ボランティア中の家族を見つけて歓声を上げるJBAランナーもいれば、JBAのテントを見かけて「ありがとう!」と日本語でボランティアにお礼を伝えるランナー、中には「毎年、豆のペーストのパンを配っている給水所はココよね?」とあんパンを探すアメリカ人ランナーも。
午後2時30分に午後の給水ボランティアに引き継ぐまで、集合時間から約7時間にわたり、JBAボランティアは全力でランナーを応援した。
JBAランナー栄光の記録を紹介します
Company | Name | Time |
Diamond WTG Engineering & Services, Inc. | Kayama Hiroyuki | 2:52:02 |
Yusen Logistics (Americas) Inc. | Maeda Tadanobu | 3:42:53 |
Pasona NA, Inc. | Kubota Naoki | 3:44:37 |
Kintetsu Int’l Express (USA), Inc. | Kurihara Ryota | 3:48:48 |
International Transportation Service, Inc. | Wakamatsu Tomokazu | 3:50:00 |
Weekly LALALA, LLC (405 publishing) | Mori Tatsuo | 4:02:00 |
Yamaha Motor Corporation, U.S.A. | Tachibana Kunio | 4:09:26 |
Sumitomo Electric U.S.A., Inc. | Morimoto Mihoko | 4:12:00 |
DMG / Mori Seiki USA | Tanaka Takanori | 4:13:13 |
Shimadzu Precision Instruments, Inc. | Ishioka Hajime | 4:13:53 |
TEAC America, Inc. | Nakamura Koichiro | 4:25:39 |
JETRO, Los Angeles | Kuwada Yuzuru | 4:31:49 |
Yakult U.S.A. Inc. | Sunami Masaaki | 4:34:50 |
KPMG LLP | Narahara Nobuhiro | 4:36:13 |
ASAHI GAKUEN | Soma Kazuyuki | 4:55:00 |
Yamaha Motor Corporation, U.S.A. | Ito Hiroshi | 5:04:14 |
Honda R&D Americas, Inc. | Nakamura Satomi | 5:18:16 |
Japan Telecom, Inc. | Hasegawa Yoshio | 5:30:10 |
Pasona NA, Inc. | Sera Hidetaka | 5:36:22 |
Yuki Uchida Clinic | Uchida Yuki | 5:39:34 |
Kubota Tractor Corporation | Okada Taku | 5:42:59 |
Cosmo ITS, Inc. | Takatsu Makoto | 6:47:12 |
Shimadzu Precision Instruments, Inc. | Umemoto Keigo | 6:57:51 |
IACE Travel | Hayashi Soichi | 7:31:00 |
※事務局にご連絡いただいた方の結果のみを掲載しています。
見事完走したJBAランナーの声を紹介! 「還暦+1のLAマラソン」
文:Cosmo ITS, Inc.・高津 真さん
ポテッと増えた体重を何とかせねばと、LAマラソンの応募のボタンをポチッと押してしまった。大枚180ドルはNon Refundable なので、おいそれとは棄権できない状況に自分を置いたのが去年の11月。本番まであと3カ月の間に10キロの減量と走り込みを画策するも思い通りに進まず、いよいよあと2週間という時点で何とか7キロ減。それでも体はかなり軽く感じるようになり、心なしか物事に対するやる気が出てきた。
1週間前に最後の仕上げでハーフをガクガクになりながらも何とか走りきる。しかしこの倍の距離となると気の遠くなる思いである。完走への自信は日が迫るにしたがって風船のごとくしぼんでゆくが、ここまで来たら足が動かなくなるまでやってみないと後で後悔するぞと自分に言い聞かせる。
ラン前日はご飯中心の食事をして10時には床に就いたが、遠足前の小学生のごとく寝付かれない。ようやく眠りに入ったと思うや否や目覚まし時計のラブコール。朦朧と準備をしてカミサンの運転で家を出たのが午前5時、消えゆく星と白みゆく東の空を眺めながらフリーウェイを順調に飛ばすが、ドジャース球場の出口で大渋滞、現地に到着したのがスタート5分前だった。
準備運動もそこそこにスタート、今回はいかにゆっくり走るかが課題である。60過ぎのメタボ気味のオッサンがフルを走りきるにはともかく体力の温存と水分の補給がポイントだ。朝のひんやりと冷たい空気の中を粛々と距離を稼ぐが、20キロ地点を過ぎたころから急に足が重くなり、給水所周辺の歩きが増えはじめ、25キロ地点ではランと早歩きのミックス、30キロでついに競歩状態となった。
休みたい誘惑が体全体に襲いかかるが、沿道の声援に不思議と力が湧き、無心に体を引きずる。 残り3キロを切った時点で急に完走への思いがこみ上げてきた。サンタモニカの市街を抜けるとパームツリーの並ぶ海岸段丘の大通りを左折してゴールである。ゴールゲートが遥か遠くに、それでも鮮烈に目に飛び込んできた。そうなると急に欲が出てきて、一人でも多く抜いて1秒でも早くゴールしたくなり、最後の力を振り絞って再びランに入った。ゴール前50メートルはダッシュして、カメラに精一杯の笑顔を向けてフィニッシュした。
何という開放感!ずっしりと重いメダルを首にかけてもらい、そのまま止まらずにゆっくりゆっくりクールダウンしながらカミサンの携帯をコール、至福の時を噛みしめつつ待ち合わせ地点に向かった。ついさっきまではもうフルマラソンはこれで最後と思っていたが、終わってしまうと次回はもっと前から計画的に準備しなくては…などと性懲りもなく思い始めている自分に苦笑しつつもちょっぴり誇らしい気分になった。
マラソンボランティア協力企業
(快くご協力くださり、ありがとうございます!)
American Honda Motor Co., Inc.
ICHIBANYA USA, INC.
Japan National Tourism Organization
METRO SIGNS, INC.
Yamaha Motor Corporation, U.S.A.
Yamazaki Baking Co., Ltd.
Yakult U.S.A. Inc.