2014/9/20
2014年9月20日(土)、第21回オレンジカウンティ地域部会「現地校セミナー」が、IUSD(Irvine Unified School District:アーバイン統一学校区)の協力の下、アーバインのJeffrey Trail Middle Schoolにて開催されました。
このイベントは、アメリカの教育制度や授業内容に関するセミナーであり、JBAボランティアの通訳を介して、現地校の先生方と直接話をすることができる絶好の機会となるもので、会員の皆様から非常に好評をいただいているOC部会でも歴史のあるイベントになっております。今年度も60名を超える方々にご参加いただきました。
今年度のセミナーは3部構成で行われ、第1部「現地校事務局からのアドバイス」、第2部「現地校教師との懇談会」、第3部「現地校日本人生徒とその保護者のパネルディスカッション」によって構成されました。
第1部では、IUSD Language Minority ProgramsのNanbu様より、アーバイン学校区の説明や、英語学習者の課題、お子さんへのサポートと親の学校との係わり合い等について、日本語でご講演いただきました。
第2部では、学年別にグループを5つに分け、現地校の先生とのディスカッションが行われました。教師によるカリフォルニアにおける教育制度やELD制度の説明から、保護者からの宿題や英語学習の方法の相談に至るまで、内容は非常に多岐にわたるものとなりました。現地校の先生とのコミュニケーションを取ることは、言葉の問題もあり簡単ではないことかと思いますが、今回のセミナーでは通訳を介することで気軽に質問することができ、一部のクラスでは予定されいた終了時間を過ぎても質問が続くなど、非常に活発なディスカッションが行われました。
第3部では、実際に現地校に通われている生徒5名と保護者1名の方をパネラーとしてご参加いただき、事前に参加者の皆様からいただいていた質問事項をベースに質疑応答が行われました。どうやって学校に馴染んだか、英語がわからないときはどう対応したか、英語以外の授業での苦労は何か、といった内容に関して、生徒の方および保護者の方の貴重な体験談を聞くことができました。
今年度の「現地校セミナー」も盛況のうちに終了し、参加された方々に好評をいただけたイベントとなりました。教育支援活動はJBAの重要なミッションの一つであり、OC部会では今後もこのイベントを通じて皆様の教育環境整備支援を行っていきたいと思います。
最後になりますが、休日にも関わらずご協力いただきましたIUSDの皆様、パネリストとして参加いただいた皆様、通訳等でボランティアいただきました皆様に、あらためてお礼を申しあげます。
JBA OC部会 現地校セミナー担当