JBA 南カリフォルニア日系企業協会 - Japan Business Association of Southern California

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ASICS America Corporation
Footwear Planning Manager
中村 純也さん

1984年愛知県生まれ。オクラホマ州立大学教育学部教育学科卒業後、アシックスに入社。ベースボール担当営業、フットウェア統括推進部グローバル推進チームを経て、2012年7月にアーバインにあるASICS America Corporationに出向。

グローバルな架け橋になる 土台をきちっと作っていきたい

スポーツの可能性を知ったアメリカ留学

小学校6年生のときに家族旅行で行ったフロリダがとにかく楽しかったんです。異文化や違う言葉に触れることが面白くて、単純にアメリカを好きになりました。高校では1年間イリノイ州に留学。英語が全然しゃべれなかったので苦労しました(笑)。日本で野球をしていたので、留学先でも野球部に入ったのですが、英語がしゃべれなくても野球でコミュニケーションが取れるんですよね。スポーツを通すと、人種や言葉、文化の違いに関係なく触れ合うことができるんだと、そこでスポーツの持つ可能性に気付かされました。

大学は英語をマスターしたいという動機からアメリカへ。大学4年間もバスケットボールにゴルフとスポーツ漬け。アメリカでは、 バスケットボールとコートさえあれば、全然知らない人同士でも友達になれる環境がありますよね。この4年間で、ますますスポーツの持つ可能性ってすごいと実感しました。

留学を通して、日本の良い部分と悪い部分が客観的に見えるようにもなりました。サービスや技術力など誇れるものが多く、素晴らしい国なのに自己主張が弱かったり、まだまだ世界にアピールできていない部分があると思ったんです。それで日本企業に就職して、日本の良いものを世界に発信したいという思いでアシックスに入社しました。

妻と共にアメリカへ

入社後の3年間はベースボール担当の営業をしていました。違うチームでしたが、妻も同じベースボール関連の仕事で、そこで出会って結婚したんです。妻もスポーツ人間でアシックスでずっと働きたいと思っていましたし、海外経験は旅行だけで英語も苦手でしたが、私の出向を機に仕事を辞めてついて来てくれました。フレンドリーな性格なので、色々な人と交流しながら英語を勉強しています。実は、たまたま当社でベースボール業務の経験がある人材が必要で、今は週一でアルバイトをさせてもらったりして、アメリカでの生活を楽しんでいるみたいです。

私のここでの仕事は、売上・生産フォーキャスティングや工場への発注、および在庫コントロールです。サプライチェーンの観点からセールスやプロダクトマーケティング、ファイナンスチームが最良の決断ができるようにビジネスサポートをしています。製品の強みに加え、より効率的なサプライチェーンを構築して、よりお客様の手にスムーズに商品を届けることを目標にしています。お客様からは見えないバックエンドの業務ですが、さまざまな部署と関わり合いながら仕事ができるので、やりがいをすごく感じています。いずれはヨーロッパ・オーストラリアなども含めて、日本と海外のグローバルな架け橋となれるような仕事ができるようになりたいと思っています。

限られた駐在期間の中で、一カ所でも多く自分の知らない場所に行きたいと考えていて、連休があると妻と一緒にアクティブに生活することを心掛けています。セドナ、シカゴ、メキシコ、グランドサークルと呼ばれる国立公園も行きましたし、よく行くのはラスベガス。オクラホマにも久しぶりに行って、大学時代の友人にもまた会いたいですね。せっかくアメリカに来たので、ここで出会った人との関わりを大切に続け、それらを通して、架け橋を建てられるような土台をきちっと作っていきたいです。

米国のオススメ旅行先はセドナ。壮大なレッドロックから自然のパワーと癒しを感じられる空気が広がっている

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=COMPANY INFO=

ASICS America Corporation◎フットウェアとアパレル事業を50以上の国と地域で展開する株式会社アシックスのグループ会社。1977年に設立され、2003年に現在の会社名になった。アーバインに本社を置く。

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