2023年 5月号 Issue No.415
南カリフォルニア日系企業協会 会報(月刊)ジェービーエー・ニュース
JBA ウェブサイト www.jba.org も是非ご覧ください。
去る3月17日(金)、2022年度のJBAおよびあさひ学園の総会をMiyako Hybrid Hotelにて、3年ぶりにインパーソンで開催した。当日は小林JBA会長をはじめ、各部会の部会長やJBA関係者、さらに多くの一般会員らが参加した。
※本記事の役員の肩書きは全て2022年度のもの。2023年度(2023年4月~2024年3月)の新役員は次の記事で紹介。
各部会が2022年度の活動を報告
JBA総会ではまず、小林会長の司会の下、各部会長が2022年度の活動を総括して報告した。以下に各部会の報告内容を抜粋する。
総会の様子。各部会長から活動報告が行われた。
◉商工部会
(部会長:中谷朋喜さん)
「南カリフォルニアにおける日系企業、会員企業の事業環境の改善」「日米関係の強化、交流増進への貢献」を最終目標とし、さまざまな活動を展開。具体的には総領事館、JETRO、JAPAN HOUSE Los Angelesなどと連携したさまざまなイベントの開催、サクラメント訪問をはじめとする地元政財界、関係団体との交流や連携、日系アメリカ人コミュニティー各団体との交流や連携、「The JBA 62nd Anniversary Reception」などJBA全体のプレゼンスを上げるための取り組み、次世代人材育成を目指した「Next Generation Forum」活動などを実施した。
◉企画マーケティング部会
(部会長:梅村康夫さん)
「会員の方々にJBAに入って良かったと思っていただけるような、楽しいイベントを企画していく」を標榜し、バラエティーに富んだ催しを企画、実施。具体的には、ビジネスセミナーや異業種交流会、ソフトボール大会、7人制ラグビー観戦、賀詞交歓会、「ロサンゼルスマラソン2023」ボランティアなどが挙げられた。また、22年度末には機関誌である『JBAニュース』の形態をそれまでのPDF形式からウェブ形式に移行し、より会員が読みやすい形にしたほか、これらのイベント開催や施策を、経費を節約しながら予算内で行うことができた点も強調した。
◉教育文化部会
(部会長:林隆人さん)
教育文化部会の活動方針は、教育・文化に関わる支援活動を通じた「地域社会への社会貢献」「子女教育に関する支援」および「日本のファンの拡大」。22年度の主な活動としてはまず、「Japan Enrichment Grant(JEG)」(現地校への日本語・日本文化教育の支援を通じ、子どもたちの日本に対する理解の浸透を促すプログラム)を実施した。また、コロナ禍で開催が止まっていた「US Educators to Japan(USEJ)」(アメリカ人教育者の日本招聘プログラム)の派遣再開に向けた準備に取り組み、23年6月に日本に派遣をする予定となっている。さらに、これらの活動の原資となる寄付金を集めるべく恒例のチャリティーゴルフ大会を開催したほか、教育関連のウェビナーも実施した。
◉ダウンタウン地域部会
(部会長:山﨑英さん)
計13イベントを開催し、延べ464名の参加者を集めたことを冒頭で報告。具体例としては、二世ウィークでの盆踊りやマンザナ―収容所巡礼、ゴミ拾いハイキングなどの地域融和・貢献活動、パサデナ邸宅見学やドジャース、女子サッカー、ゴルフの試合観戦、新規赴任者への生活情報提供、懇親ゴルフ、ワイナリーツアー、コンサート鑑賞などの会員サービスイベントが挙げられた。
◉サウスベイ地域部会
(部会長:森内諒さん)
地域融和活動と会員サービス活動を軸に、さまざまなイベントを開催。地域融和活動としては、ビーチ清掃ボランティアや、トーランス市を中心とした商工会・TACC(Torrance Area Chamber of Commerce)との交流イベント、会員サービス活動としては、トーランスのブリュワリー巡りやLA港見学、ワインテイスティングイベント、カタリナ島日帰りツアー、ミラマーのエアショー見学、ハロウィンピクニック、グラスのサイエンスなどを催し、延べ約600名を集客した。
◉オレンジカウンティ地域部会
(部会長:増田浩一さん)
「OC大運動会の復活」「次代に部会活動をしっかりつないでいくこと」「OC地域コミュニティーとの絆づくりおよび貢献」「部会員が参加して心から良かったと感じてもらえる部会運営」を活動方針とし、11のイベントを開催。6月のOC大運動会を筆頭に、会員サービスイベントとしてハイキングやエンジェルス試合観戦、ゴルフイベントを、地域融和・貢献イベントとしてイチゴ狩りツアー、パンプキン狩りツアー、子女教育イベントとしてバレエ鑑賞などを実施し、述べ868名の参加者を記録した。
各部会の活動報告後は、22年度の収支予想が財務委員の伊藤さんより行われた。さらにその後、23年度のJBA常任理事の選出が行われ、候補者31名全員が全会一致で承認された。
あさひ学園総会、第1回JBA常任理事会、第1回あさひ学園理事会
続いて、あさひ学園総会に移行し、島田あさひ学園理事長(あさひ学園部会長)より報告が行われた。まず、「日本に帰国予定または将来日本で生活する可能性のある子どもが、日本の教育や生活環境に円滑に適応できるよう、日本の学校における学習および生活様式を学ぶ機会を与えるとともに、国際社会に貢献できる子どもを育成することを目的とする」というあさひ学園の目的を明確にした後、学園の特徴やJBAとの関係、日本国政府からの支援内容などについて説明した。また、22年度の主な活動として、対面授業の再開、対面式の授業参観・個人面談の再開、運動会や弁論大会などの行事の再開を挙げたほか、高等部生徒が小学部1、2年の児童に対して行った絵本読み聞かせ、小中高の生徒が集まって行ったクイズ大会、父母の会主催のバザー、さらに学力検査、生徒募集などについても触れた。その後、22年度の収支予想、23年度の予算について説明があった後、理事選出が行われ、候補者9名全員が全会一致で承認された。
あさひ学園総会に続いて、23年度第1回JBA常任理事会およびあさひ学園理事会を開催。ここで新年度の役員(次の記事で紹介)選出が行われ、全ての候補者が承認された。
2023年度JBA会長や曽根総領事からのあいさつが行われたレセプション
レセプションではスピーチと共に司会を務めた山本・2023年度JBA会長
一連の会議が終わると、最後は参加者全員がホテルのパティオに移動し、レセプションとなった。まずは山本正彦・2023年度JBA会長が登壇し、「JBAが発足してから60年以上経ちますが、日系企業の事業環境の整備・改善、南カリフォルニアと日本の相互理解を深める、という活動方針は変わりません。これを私も受け継ぎまして、総領事館の皆さん、JETROの皆さん、JAPAN HOUSEの皆さん方と共に進めていきたい。そして次の世代に引き継いでいきたいと思っておりますので、よろしくお願い致します」と力強く話した。
日本経済の発展を見据え、「アメリカがTPPに戻ってくるよう、各所に働きかけていきたい」とも口にした曽根総領事。
次に、在ロサンゼルス日本国総領事館の曽根総領事が登壇し、コロナ禍中に力を尽くした前年度JBA役員らに労いの言葉をかけると共に、新役員らへの期待を口にした。また、全米で最も多くの日系企業が集まる南カリフォルニアという場所が、日本とアメリカの経済環境を強化する重要な拠点であり、JBAの役割もまた非常に重要であると話したほか、今後ますますの日米関係強化を考えた時に、日系アメリカ人の若者と日本の若者の交流促進が重要であり、JBAと共に引き続き取り組んでいきたいとの考えも述べた。
山本・新JBA会長(左)と、小林・前JBA会長。
続いて、2023年度の役員が紹介された後、山本・新JBA会長から小林・前JBA会長に、感謝と労いの意を込めて盾が贈呈された。その後、瀧JETROロサンゼルス所長が乾杯の音頭を取り、歓談の時間に。参加者らは寿司などの料理に舌鼓を打ちながら、思い思いに交流を深め合った。
瀧JETROロサンゼルス所長より「乾杯!」。
2023年度の役員全員で記念撮影。
歓談の時間になると、会場のあちこちで会話の花が咲いた。
(番号説明)①会社名・役職 ②出身地③趣味 ④座右の銘 ⑤JBA活動への抱負
2023年度JBA会長
山本正彦(Masahiko Yamamoto)
①Mitsubishi Corporation (Americas) / Office Head of Los Angeles Branch
②埼玉県草加市
③音楽鑑賞(メタルからオペラまで)、筋トレ
④明日は明日の風が吹く
⑤私自身は仕事的にも個人的にも、これまでほとんどアメリカとは関係のない人生を過ごしてまいりましたが、齢50代も半ばを超えて初めてここロサンゼルスで生活するようになり、そしてJBAの会長をお引き受けするようになったことに、何か大きなご縁を感じております。JBAの主要な役割が「日系企業の事業環境の整備・改善」と「南加と日本の相互理解の深化」にあることは不変です。私も60年以上に及ぶJBAの歴史を振り返りながら、このたすきをつないでいくべく尽力してまいります。2年余りのパンデミックの期間を経て今年度は昨年度にも増してin-personでの活動が活発化していきますが、こうした活動をさらに一層充実したものにしていくためにも、できるだけ多くの方々にご参加いただくことが大切です。会員の皆さまにおかれては、ぜひ、一つ一つの活動への積極的なご参加・ご支援をお願いしたいと思います。1年間よろしくお願い申し上げます。
筆頭副会長
中谷朋喜(Tomoki Nakatani)
①MUFG Bank, Ltd. Head of JCBD(US West) / GM of Los Angeles Branch
②広島県広島市
③ゴルフ、クラシック音楽鑑賞
④初心忘るべからず
⑤このたび、筆頭副会長職を拝命致しました。JBAが、会員企業の皆さまや、地域のさまざまなステークホルダーにとって、より身近で付加価値を感じてもらえる存在となれるよう、微力ではございますが、役員各位と連携しつつ努めてまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願い致します。
セクレタリー
林隆人(Takato Hayashi)
①Tokio Marine America / Senior Vice President
②東京都調布市
③旅行、ゴルフ
④至誠天に通ず
⑤21年度から2年間、教育文化部会長を務めさせていただきましたが、今期はセクレタリーを拝命致しました。地域社会との関係強化、教育文化支援活動、会員サービスというJBAの主要活動を推進し、JBA会員とそのご家族の皆さまに貢献できるよう、役員の方々と連携して取り組む所存です。どうぞよろしくお願い致します。
財務委員
橋廻美智子(Michiko Hashimawari)
①PricewaterhouseCoopers LLP. / Tax Director
②京都府舞鶴市
③ハイキング、キャンプ
④Change before you have to
⑤このたび、財務委員を拝命致しました。今期が初年度ということで、JBAの理念、活動に財務委員として、役員、会員の皆さまのサポートができるよう努めてまいります。また、JBAのイベントにも参加させていただくことを楽しみにしております。よろしくお願い致します。
副会長・商工部会長
小竹寿英(Toshihide Kotake)
①H.I.S. INTERNATIONAL TOURS (NY) INC / Senior Manager North America
②東京都稲城市
③旅行
④対面同席五百生⑤今期、商工部会を担当させていただきます。JBA活動を通じて日系企業の米国における貢献をPRしつつ、商工部会会員の皆さまと力を合わせて南カリフォルニアでの日系企業のビジネス基盤強化のための活動を推進し、日本全体のプレゼンス向上の機会を追求してまいります。どうぞよろしくお願い致します。
副会長・企画マーケティング部会長
梅村康夫(Yasuo Umemura)
① Calsoft Systems / Director of Business Development
②愛知県名古屋市
③オートバイ、旅行、ゴルフ
④正しいことを正しく行う
⑤本年度も引き続き当部会長を拝命致しました。当部会の方針は皆さまに「JBAの会員で良かった」と思っていただけるような楽しく有意義な数々のイベントを企画・実施していくことです。さまざまなバックグラウンドを持つ素晴らしい部会員と共に、地域社会や会員の皆さまに貢献していきたいと思います。
副会長・教育文化部会長
日下部仁(Hitoshi Kusakabe)
①Office Sekkei America, Inc. / President & CEO
②東京都大田区
③アニメ・DIY・料理
④I Have a Dream
⑤本年度は、USEJが4年ぶり、そして教育文化部会オリジナル企画となって再開催されます。部会が一致団結し、今まで以上のプログラムになるよう頑張ります。また、皆さまのご協力のもとに行われるチャリティーゴルフを盛り上げ、JBA会員およびそのご家族の皆さまに、教育支援活動を通じて貢献できるよう尽力してまいります。
副会長・あさひ学園部会長
島田幹彦(Mikihiko Shimada)
①Ledoptics, Inc. / President
②東京都新宿区
③スポーツ観戦、絵画・オペラ鑑賞
④雲外蒼天
⑤あさひ学園は、JBAを設立母体とする、土曜日の補習授業校です。文部科学省の学習指導要領に沿って日本の学校と同様に学習し、日本の生活様式を学ぶ機会を提供しています。本校の児童生徒が、将来、日本とアメリカのいずれにおいても活躍し、国際社会に貢献できるよう成長していくことを目指して、微力ながら尽力してまいります。
副会長・ダウンタウン地域部会長
阿部ジェームス(James Abe)
①Alston & Bird LLP / Partner
②ロサンゼルス
③音楽鑑賞、ゲーム
④Today I will do what others won’t, so tomorrow I can accomplish what others can’t.
⑤ダウンタウン地域部会に所属して今年度で4年目となりますが、今年度は部会長を担当させていただくことになりました。部会の皆さまと力を合わせて地域貢献や会員サービスに尽力し、同時に部会員間の交流も深めていければと思っています。
副会長・サウスベイ地域部会長
佐野友亮(Yusuke Sano)
①Japan Business Systems Technology (JBS USA Inc.) / Manager/Account Executive
②東京都練馬区
③ゴルフ、サーフィン
④日系First
⑤JBAや日系社会を通じて「人とつながることの楽しさ・大切さ」を、日本での社会人生活以上に学び経験させていただき、このたび、感謝を込めて部会長を拝命致しました。「地域貢献・会員貢献」をテーマに、1つでも多くの「人とつながる場・交流機会」を企画し、1人でも多くの方に喜んでいただけるよう尽力してまいります。
副会長・オレンジカウンティ地域部会長
高木伸(Shin Takagi)
①Hitachi Solutions America, Ltd. / SVP of Executive Office
②大阪府枚方市
③柔道、釣り
④Openness and Fairness
⑤23年度のオレンジカウンティ地域部会は「対話が生まれる」「記憶・経験に残る」「誰かに話したくなる」をモットーに、オレンジ・カウンティーのコミュニティー、自然、文化に根差した企画を進めてまいります。6/11(日)にはOC大運動会を開催しますので、どの地域の方も奮ってご参加ください。一緒に南カリフォルニアを盛り上げていきましょう!
去る3月9日(木)、セリトスのレストラン、Lucille’s Smokehouse BBQにて、今期3回目となるミキサーを開催した。多くの会員が参加しやすいよう、LAとサウスベイ、OCの中間で開催された同ミキサーには40名の参加者が来場し、大いに盛り上がった(皆さんのお名前は左から)。
当日、会の運営に携わった企画マーケティング部会員の面々。
参加者らはいくつかのテーブルに分かれて着席し、懇親を楽しんだ。なるべく多くの参加者同士が交流できるよう、テーブルは何度かシャッフルした。
「アメリカに進出されている日系企業の皆さんと交流できて光栄に思います」(Pasona N A, Inc.の谷田辺さん)、「アメリカンレストランでの開催なので気分もオープンになって話しやすい雰囲気の中、いろいろな方とお会いできてうれしいです」(Seeknet USAの花田さん)。
「噂には聞いていましたが、ここまで有意義な会だとは想像していなかったので、参加できて本当にエンジョイしています」(Pasona N A, Inc.の永瀬さん)、「同じように日本からアメリカに来て働いている方々とのネットワークが広げられて、本当にいい機会だと思います。ありがとうございます」(Bandai Namco Entertainment America Inc.の杉本さん)。
「今日はさまざまな所から来られている多くの方々とインパーソンで交流できて、肉もがっつり食べられて、うれしいです」(CBRE, Inc.の酒井さん)、「魅力的な方々が集っていらっしゃるので、今日は酔ってしまいそうです(笑)」(JAC Recruitment (US), Incの前川さん)。
「初めてこういう会に参加しましたが、社外の方々と交流ができるのは本当にいい機会だと思います」(Yamaha Motor Corporation, U.S.A.の増田さん)、「新社会人でまだ他の企業の方々と関わる機会がなかなかないので、経験を積めるとてもいい機会になっています」(KDDI America, Inc.の長瀬さん)。
「初めての参加ですがいろいろな業種の方々がいらっしゃっていて、とてもいい出会いの場となりました」(Daizu, Inc.のYamanashiさん)、「久しぶりの参加ですが、とても楽しんでいます。オフィスから歩けるロケーションもグッドでした(笑)」(Mission for International Testing Achievement, LLC (MITA)の河井さん)。
「いろいろな人とお会いでき、弊社の紹介もさせていただけて、非常にありがたい機会になりました」(Sunada Recyclingの砂田さん)、「皆さんビジネス関係なく気さくにお話しいただけるので、今後も参加したいです」(TRIUP, INC.の張さん)。
「アメリカにもこんなに日系企業があって日本人が活躍しているんだと感じられてうれしいです。皆で一緒にアメリカでの日系企業の存在を大きくしていこうという気持ちになりました」(Daizu, Inc.の圓﨑さん)、「今まで立食のミキサーには参加したことがありましたが、座って皆さんとお話しする機会はなかなかなかったので、細かいお話がいろいろとできて面白いです」(Starts Pacific, Inc.の田中さん)。
「いろいろな方にお会いできてよかったですし、自分としてはオレンジカウンティ地域部会に参加いただける方を見つけて勧誘できたらと思っています(笑)」(The J. Morey Company, Inc.の馬場さん)、「素晴らしい会だと思います。日本人の方と交流する機会がなかなかなかったですし、お肉もおいしかったです」(Lingo Mii,Inc.の上田さん)。
最後に参加者全員で記念撮影!
去る3月19日(日)、「ロサンゼルスマラソン2023」でのボランティアを行った。当日は48名のボランティアが集まり、ランナーたちに水やスポーツドリンクを手渡す作業に勤しんだ。
ボランティア参加者全員で記念撮影!
ドジャースタジアムをスタートし、センチュリーシティーのゴールを目指した2023年の「ロサンゼルスマラソン」。毎年この時期恒例の一大イベントだ。そして、こちらも恒例となっているJBAのボランティアは前回に引き続き、ゴールからわずか約1マイル地点にあるウォーターステーション(給水所)担当となった。当日は早朝から企画マーケティング部会のマラソン班メンバーらが集まり、テント設営や機材の搬入などの準備に精を出した。7時ごろになるとボランティアの方々が続々と集合。水やスポーツドリンクを紙コップに注いで机に並べるなど、ランナーたちを迎える準備を着々と進めていった。
朝の準備風景。紙コップをズラッと机に並べて、水をどんどん注いでいく。
当日の運営に携わった、企画マーケティング部会の面々。
一通り準備も整い待機していると、まずは車いすランナーたちがすごいスピードで通過。それからエリートランナーらが走り去っていった後、一般ランナーたちが続々と押し寄せてきた。ボランティアたちは「One more miles!」「Water!」など思い思いにランナーに声を掛けながら、水やスポーツドリンクを渡していった。最後のウォーターステーションとあって、体力の限界を超えてゴールを目指すランナーも多く、彼らの助けに少しでもなれたことはボランティアの皆さんにとっても大きなやりがいにもなったはず。来年も引き続きボランティアを行う予定なので、皆さんもぜひご参加を!
笑顔でランナーたちに水を渡してったボランティアの皆さん。
コース脇にずらっと並んだJBAのウォーターステーション。
JBAランナーの声をご紹介!
「ロサンゼルスマラソン2023」を走り終えての感想
JBAのウォーターステーションで記念撮影!
文:Bandai Namco Holdings USA Inc.・岡本恒平さん
「米国赴任の思い出にLAマラソン走ってみよう!」と思い立ったのが約1年前。久しぶりのフルマラソンに挑戦するにあたり、ランニング仲間を探し一緒に練習していただき、今回もその方たちと一緒に参加しました。ビーチ沿いの練習コース、日本にはないぜいたくな環境でした。ハーフやフルマラソン(12月:ホノルル)にも参加し、練習もそれなりに頑張って、4時間切りを目標に本番に臨みました。
本当に長い道のりでしたが、応援が途切れることはなく、特に道が狭くなっている箇所では大声援の中を走っている感覚でとても元気付けられました。行きと折り返してからの2回、JBAウォーターステーションの前では会社の方のサプライズ応援も含め、熱い応援に背中を押していただきました。
唯一の大誤算は、最後の距離を見誤ったことですね…。3分ほど目標タイムを上回れるはずと誤解し、JBAウォーターステーションで記念写真を余裕で撮影していただき(逆光ということで位置を変えて撮り直し!)、あとはゴールするだけと思い走り始めたところ、なかなかゴールが見えず焦って焦って、最後の力を振り絞りダッシュも試みましたが、結果30秒ほど目標タイムに届きませんでした…。全体としては帰任前に思い出に残るレースができ満足しておりますが、またいつかリベンジしたいですね。その際は、カメラマンの方に、今度こそ”余裕で”写真撮影していただけるように頑張りますね!皆さま、応援ありがとうございました!
JBA会員企業ランナーの記録
お名前 | 会社名 | タイム |
---|---|---|
Norihiko Sunaga | Transcosmos America | 3:51:03 |
Takenori Koyama | Transcosmos America | 3:58:54 |
Kohei Okamoto | Bandai Namco Holdings USA Inc. | 4:00:34 |
Chizu Kano | Consulate General of Japan in Los Angeles | 4:10:00 |
Naoto Kuroda | Kanden Realty & Development America | 4:56:54 |
Layla Kimura | Transcosmos America | 5:17:10 |
Kunihiko Iida | Cambridge Technology Partners Inc. | 5:31:24 |
Ryo Watanabe | MST Insurance Solutions, Inc. | 5:35:20 |
※ JBA事務局にご連絡いただいた方のみ掲載。
公式ボランティア協力企業(アルファベット順)
Yakult U.S.A. Inc.
Yamaha Motor Corporation, U.S.A.
貴社の事業内容について教えてください。
弊社は2019年11月に、Key Internationalよりスピンオフした形でスタートしました。Key Internationalはニューヨーク本社のオフィス家具販売をメインとしていた会社で、私は三人の共同経営者の一人として、23年ほど前より西海岸の責任者として事業に携わっていました。東西を分離することにし、私がDAIZU Inc.を立ち上げて西海岸事業内容を引き継ぐことになりました。
弊社は米国三大コントラクト家具メーカーの1社、Haworth社の販売代理店に認定されています。コントラクト家具とは、販売代理を認可された代理店からのみ購入可能な、受注生産される高品質な業務用の家具のことです。ちなみに、Haworth社は、日本でも有名なCassina(カッシーナ)などの、イタリアの老舗家具ブランドを傘下に収めています。
さて、弊社の社名に関しては、当初3つをカリフォルニア州に届ける必要があると会計士に言われ、Key International West、Key West International、そして私の名前、相井のソイにかけてDAIZU(英語でははソイビーン)を申請したところ、前の2つは使用不可との判定で、DAIZU Inc.に落ち着いたということです。最初はKey International Westでいけると思っていましたので、「3つ目は大豆でいいんじゃない?」と軽い気持ちで考えたんですが、今となっては社員も皆、この名前を気に入っています(笑)。
コロナ禍で貴社の事業にはどのような影響が生まれましたか。
これが本当に深刻でした。2019年11月に会社を立ち上げて、Key Internationalとして1997年に西海岸進出以降で最高の受注が期待された20年3月にロックダウンになりました。そして、オフィス家具を扱う弊社の75%の取引が消滅してしまったのです。そこでオフィス家具だけで勝負できないということで、住宅の改装、建築業、さらに中古家具の販売を今年度より開始しました。
今でもオフィス家具は弊社の事業の大きなポーションを占めていますが、リモートワークの普及により、自宅で過ごす方が増えた影響で住宅の改装や建築案件の売り上げが増えた結果、軌道に乗りつつあります。ロサンゼルス以外にもシリコンバレーとハワイに拠点を展開しておりまして、ハワイでは住宅の改装とホテルの家具の販売が大きな割合を占めています。
今後は日本製のホテル家具やインテリア商材と日本的なきめの細かいサービスをアメリカ市場に紹介することに力を入れていきたいと思っています。円安であること、日本人の勤勉さと誠実さ、そして何よりも日本の伝統的な職人技に基づく製品に価値があると考えるとともに、海外在住の日本人として少しでも日本に貢献したいという思いからです。
仕事をする上で個人として大切にしている考え方とは?
これは弊社の経営理念でもあるのですが、顧客満足度と同時に従業員の幸福度を重視するということです。お客さまに満足していただくことだけでなく、従業員がお客さまの空間作りに携われることを何よりも楽しんでほしいといつも願っています。
南カリフォルニアでの余暇の過ごし方について教えてください。
以前はゴルフを楽しんでいましたが、今は年に3、4回というところです。現在は盛心塾(故稲盛和夫氏の経営哲学を学ぶ盛和塾の現名称)のカリフォルニアでの代表世話人を務めておりますので、その関係で忙しくしています。今の趣味を挙げるとすると座禅です。30分ほどですが、毎日続けています。しかし、あまり南カリフォルニアらしい過ごし方とは言えないかもしれないですね(笑)。
自宅はハンティントンビーチです。そう、サーフィンの本場です。最近、うちの子どもがサーフィンを始めたこともあり、私も今年の夏には始めてみようかな、と思っているところです。去年のUSオープンの時に、日本の女子サーファーが自宅に滞在したことがきっかけになっています。いや、でも、まだ本当にサーフィンを始めるかどうかは分かりません(笑)。
JBAに期待することは?
今後もさらに日系企業とローカルコミュニティーの企業が交流できるような機会を、頻繁に作っていただきたいと期待しています。弊社としても今後、日本のクラフトマンシップをアメリカ市場に届けることに力を入れていきたいと考えておりますので、そのようなイベントには積極的に参加したいですね。どうぞよろしくお願い致します。
続いて始業式、入園・入学式が行われました。4月8日の始業式は、2週間の春休みの後に行われました。生徒たちは新しい友達、新しい先生方との出会いで喜びにあふれていました。また、翌週の15日には、入園・入学式にて新入生を迎えました。初めての幼稚園生は、明るい笑顔と緊張の思いが見られましたが、あさひ学園での生活をスタートしました。そして、新小学1年生は、日本のようにピカピカのランドセルを背負って登校する姿も見られ、中学1年高等部1年も入学し、4校合計約1025名でのスタートとなりました。
トーランス校の始業式での先生紹介の様子。
サンゲーブル校の入園式で楽しそうな子どもたち。
サンゲーブル校の入学式、新入生らの様子。
本校の授業は、年間42授業日と限られた日数ではありますが、毎週の積み重ねが大きな成長の糧となります。多文化環境で暮らす本校の子どもたちは、さまざまなチャレンジに日々出会い、一歩一歩前進していきます。そして夢や目標を持つことが、将来に向けて本校で勉強するモチベーションにもなります。国際社会に貢献できる子どもの育成を目指し、学校としても実りある1年になればと思います。
なお、あさひ学園では、年間を通してどの学年・学部でも編入を受け入れています(高等部は限定)。入学にご興味のある方は事務局までお尋ねください。教職員も随時募集しております。
日系企業のアメリカ進出と円滑な活動を移民法の観点からサポートする立場として、皆さまと交流を深め、お役に立つ情報を提供しながら、情報交換をさせていただきたいと思います。
荒木信太郎さん
Fragomen, Del Rey, Bernsen & Loewy, LLP
– – – – –
住所:1400 Broadway, New York, NY 10018 (本社住所)
TEL: 212-688-8555
FAX: 212-480-9930
Web:www.fragomen.com
責任者:荒木信太郎(Partner)
従業員数:全世界約5000名
他の営業拠点:米国内本社以外に18カ所(内、カルフォルニア州に5拠点:ロサンゼルス、アーバイン、サンディエゴ、サンフランシスコ、シリコンバレー)、世界42カ所、計61カ所
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同法律事務所は、法人への移民法サービスを提供する専門法律事務所として1951年にニューヨークで設立された。その後、経済のグローバル化に伴う企業のグローバルなビジネス展開に対応するべく、海外にビジネスを展開。現在はアメリカを含め全世界61カ所にオフィスを構え、5000名以上の弁護士とスタッフが170カ国以上の国の移民法サービスを提供する世界最大の移民法事務所となっている。本社のあるニューヨークでは日本企業を担当するグループを抱え、アメリカで事業を進める多くの日本企業に対しアメリカ移民法のサービス、世界中を網羅するフラゴメンのネットワークを提供している。
今後、日本からの出向者を予定していることもあり、あらためて現地の日系企業の皆さまとの交流をさせていただきたく、申し込みをさせていただきました。
Hiroaki Chikuさん
Partners Information Technology, Inc. / DBA: Calance
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住所:888 S. Disneyland Drive, Ste 500, Anaheim, CA 92802
TEL: 657-312-3500
責任者:Hiroaki Chiku(Sales and Marketing Representative)
従業員数:300名
他の営業拠点:アナハイム、アトランタ、ダラス、ボルダー、ニューヨーク/ニュージャージー
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Calanceはアナハイムに本社を構えるITサービス会社。25年にわたり、主に米国内日系企業(製造業、製薬業、金融業など)向けに、ITスタッフ派遣、IT人材紹介、SAP・ERP導入、ネットワーク構築・保守・運用、サイバーセキュリティー、ヘルプデスク、サポートセンターなど、幅広いサービスを提供をしている。2022年11月に日系大手IT会社であるDTSグループ(https://www.dts.co.jp/)に加わり、日本国内9社、海外7社の16社の体制を生かしたオフショア開発やBPOサービスも推進している。