2023年 7月号 Issue No.417
南カリフォルニア日系企業協会 会報(月刊)ジェービーエー・ニュース
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去る5月13日(土)、あさひ学園トーランス校で「2023年度U.S. Educators to Japan(USEJ)プログラム」のオリエンテーションが開催された。当日は、同プログラムに参加する5名の教育関係者が出席し、教育文化部会担当者と旅行代理店からのプログラムの説明に熱心に耳を傾けた。
5名の参加者を中心に、教育文化部会、あさひ学園関係者で記念撮影。
コロナ禍を経て、4年ぶりの催行
今年で45回目となる「USEJプログラム」。2019年度を最後にコロナ禍中は休止していたため、実に4年ぶりの催行となる。1975年に始まった同プログラムは、日系企業の駐在員の子女を受け入れている現地校への謝意を示すとともに、現地校の教育関係者を日本に招待することでより深く日本文化を理解してもらい、その結果を帰国後の教育に生かしてもらうことが目的だ。JBA会員企業の子どもたちが多く通う学校区のアメリカ人教育関係者の中から、JBAの各地域部会の推薦や面接を通して選抜を行い、今年は全員が日本初体験だという5名の教育関係者が選ばれた。
オリエンテーションの様子。
オリエンテーションでは最初に教育文化部会の日下部部会長がオンラインで「本日のオリエンテーションの目的は、プログラムに関して必要な情報を提供することです。出発まで1カ月以上ありますが、それまで健康に留意して過ごしてください」とメッセージを送った。続いて、同部会の松本さんが、「JBA Foundationチャリティーゴルフトーナメント」をはじめとするUSEJのための資金集めから、教育関係者の選考、オリエンテーション、日本への旅行、そして最後に帰国後の報告会まで、一連のスケジュールを説明した。
「JBA Foundationチャリティーゴルフトーナメント」によるファンドレージングなど、USEJの概要を説明する松本さん。
続いて、今回、参加者らの日本滞在に添乗するIACEトラベルの桜田さんから、6月17日から29日までの日本滞在における旅程を説明。小学校から高校までの視察、浴衣体験、静岡や京都、広島での観光を含む全行程の詳細についてや、日本滞在時の注意点やお薦めの日本料理、覚えておくとよい日本語のフレーズなどを紹介した。
質疑応答では、参加者から「学校を訪問する際にはどのような服装が適切ですか」「日本でお世話になる方々にはどのようなお土産を用意すべきですか」「マスクを着用しなくても大丈夫でしょうか」といった具体的な質問が次々と飛び出すなど、日本訪問にかける意気込みの高さがうかがえる有意義なオリエンテーションとなった。
「2023年度 USEJプログラム」参加者の皆さん
Alice Cottiさん
(Principal, Notre Dame High School, Downtown Region)
1990年代から我が校には日本語プログラムがあり、過去に「USEJプログラム」に参加した教師から、いかに素晴らしい経験が得られるかを聞いていたので、私自身、今回チャンスを得て光栄です。
Brent Kuykendallさん
( Principal, Palos Verdes Peninsula High School, South Bay Region)
パロスバーデスという土地柄、日本、韓国、中国系の学生が多く、日本人の保護者とも触れ合う機会は多いです。でも実際に日本に行くのは今回が初めてなので、非常に楽しみです。
Jaime Mancillaさん
(Principal, Ridgecrest Intermediate School, South Bay Region)
我が校の日本人生徒の中には、土曜日にあさひ学園トーランス校で日本語の授業を受けている子もいます。保護者からも「USEJプログラム」のことを聞く機会があり、とてもワクワクしています。
Dione McCreaさん
(Adapted Physical Education Teacher, Sierra Vista Middle School)
私の学校があるアーバインも、日本人をはじめとするアジア系の生徒が多いです。東南アジアには行ったことがあるのですが、日本は初めてです。多くのことを学びたいと思います。
Katiana Harveyさん
(Teacher, Solis Park K-8 School)
我が校には世界中から多様なバックグラウンドの子どもたちが集まっています。今回、「USEJプログラム」に選ばれて、実際に日本に行けるということで今からエキサイトしています。
サウスベイ地域部会
「トーランスBreweryめぐり」に参加しての感想文
文:Transcosmos America Inc.・木村麗蘭さん
サウスベイらしくない曇りや雨、6月というのにまだまだ寒い日が続く中、珍しくLAらしい晴れ間がのぞいた6月3日(土)、サウスベイ地域部会主催の「トーランスBreweryめぐり」に参加してきました!
集合場所となった1軒目はAbsolution Brewing Company。サンドイッチとお土産のスナック、そして試飲用のチケットを頂き、いざ注文。1杯目は、Lotusを使っているのに惹かれ「Notus the Lotus」。少し酸味のあるフレーバーでした。2杯目は「Thiol Dial」を頂きました。ラガーやピルスナーに慣れた方にはHazyは少しくどい、IPAは強過ぎるという方もいらっしゃるかと思うのですが、これはHazy Double IPAといいつつもクリアで、シトラス系のさわやかなジューシーさがあり、晴れた日にぴったり!私のテーブルは渡米したての方、半年の方とフレッシュな方々が多く、DMVなどの手続きをどう進めるか、日本とLA生活の違いなどの話に花が咲き、いつの間にか1時間。
工場エリア内を2分ほど歩き、2軒目となるブルワリー、Scholb Premium Alesへ。ここでは「Night Shift Black IPA」を、IPAなのにBlackというのに惹かれて注文。見た目にはスタウトで、黒ビールらしい香ばしい香りはあるものの、IPAらしいフレーバーとすっきりした後味でした。お酒も入っていいかんじに気持ちもほぐれ、立ち話をしたり、テーブルを変わったりしながら、ゴルフや温泉、趣味と話が広がりに広がり、気付いたらすっかり日も暮れていました。
車社会な上、仕事もオンライン化して、なかなか人と知り合う機会が少ないLA生活で、業界や在米歴などを横断して多くの人と会うことができました。青空の下、屋外で、開放的な空間で語らうのもいいものですね。今回のツアー、”試飲”と聞いていたので、フライトでハシゴするのかと思いきや、両方たっぷりパイントで飲ませていただき、お土産にさらに2缶。いただいたスナックをお供に、帰ってからもおいしい土曜日でした。
オレンジカウンティ地域部会
「TANAKA FARMSいちご狩りツアー」に参加しての感想文
文:United Precision Technologies USA, Inc.・原島久茂さんのご子息、幌太さん
5月21日(日)、「TANAKA FARMSいちご狩りツアー」に参加しました。これで2回目のいちご狩りです。天気は曇りでしたが、雨が降りそうで心配でした。でも、雨は降らないで涼しくいちご狩りができました。
まず、ワゴンに乗ってにんじん狩りをしました。にんじんは小さかったけど、たくさん採れました。その後、またワゴンに乗って、いちご園に行きました。そこでいちご狩りをして、いちごをその場で食べたり、パックにいちごを詰めたりしました。いちごは酸っぱいのもあったり、甘いのもあったりしました。でも、おいしかったです。あさひ学園の友達とも会えて、一緒にいちご狩りをして楽しかったです。最後にワゴンに乗って、最初の場所に戻って、動物を見たりしました。
家に帰って、にんじんを使ったミートソースパスタを作ったり、そぼろご飯の材料にしたりしました。いちごは冷やして夕飯を食べ終わった後、デザートで食べました。とてもおいしく頂きました。Tanaka Farmsではすいか狩りもあるようで、次はすいか狩りに行きたいです。
あさひ学園だより
各校で避難訓練を実施。幼稚部では歯磨き指導も!
文:あさひ学園事務局
5月27日(土)、各校で避難訓練を行いました。本校では、総領事館のご指導をいただきながら年に二度、実施しています。目的は、「生徒は自分の身を守る、教職員は全員の安全を確認する」など、安全や危機管理意識を高め、緊急時に迅速に避難できるよう集団行動の規律を養うことです。
今回は「地震・火災発生」を想定したもので、集団避難と保護者への引き渡し訓練との2段階となりました。教室では「地震が起きました。机の下にもぐりなさい」という先生の指示から始まり、児童・生徒たちは机の下で身の安全を確保、待機。次の指示を待ちながら、火災発生の想定のもと、緊急避難場所に避難しました。全員が安全であることの確認が取れ、報告を入れたところで避難訓練完了となります。保護者への引き渡し訓練は、下校時に実施し、学級担任が児童・生徒とその保護者を確認しながら引き渡すものです。なお、保護者以外には、届け出のあった引き渡し許諾者のみへの引き渡しとなります。
今回は、在ロサンゼルス日本国総領事館から警護班副領事がトーランス校を視察くださり、ご指導をいただきました。今後の安全管理に関して、児童・生徒が安全かつ迅速に避難できるよう、教職員並びに警備員がそれぞれの役割・責務を守ることの重要さをあらためて強調されました。保護者、総領事館はじめ、各方面の皆様のご協力に感謝いたします。
毎年恒例となっている幼稚部での歯磨き指導は、虫歯予防デーの6月4日に向けて実施しています。各校地域の歯科医院にご協力をあおぎ、歯医者の先生に外部講師として訪問いただいています。
園児たちは、大きな歯の模型や紙芝居などを通して歯の大切さを学び、自分の歯ブラシを使って、先生から正しい歯の磨き方を学びます。イラストで表された虫歯菌を見て、「わぁわぁ、きゃあきゃあ」と大興奮です。それまで歯磨きを嫌がっていた園児も、この日以降はしっかり朝晩磨くようになったと、保護者からも大好評の特別講演会です。
来訪くださった歯医者の先生の中には本校の卒業生もいらっしゃるので、子どもたちの健康管理と歴史が脈々とつなげられているようです。先生方、ご協力ありがとうございました。
あさひ学園では、年間を通して幼稚部、小学・中学部にて編入を受け入れています。入学にご興味のある方は事務局までお尋ねください。問い合わせは、info@asahigakuen.comまで!
日本食に関わる事業を行う会社として、同じく日本関連のビジネスを行う企業の方々ともっと接点を持たせて頂きたいと思い入会しました。
松村正之さん
AUTEC INC.
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住所:3882 Del Amo Blvd., Suite 602, Torrance, CA 90503
TEL:310-370-1680
Web:https://www.sushimachines.com/
責任者:松村正之(President & COO/CFO)
従業員数:18名
他の営業拠点:ニューヨーク、トロント
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AUTEC INC.は、2000年代初頭からトーランスを拠点に寿司ロボットの販売を行っている。寿司ロボットの需要は寿司マーケットの拡大に伴い大きくなってきたが、今後も拡大する日本食の波に乗り遅れないように、同社は商品の開発を行い、企業としての成長を続けていく意向だ。
会員企業の皆さまや地域の皆さまと情報交換をさせて頂くことを期待しております。
石倉大也さん
Riken Vitamin USA, Inc.
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住所:386 Beech Ave., Suite B6, Torrance, CA 90501
TEL:310-294-5290
FAX:310-294-5295
Web:https://www.rikenvitamin.jp/en
責任者:石倉大也(President)
従業員数:15名
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Riken Vitamin USA, Inc.は、東京に本社を置く理研ビタミン株式会社の米国の販売子会社として、2004年イリノイ州に設立、15年よりカリフォルニア州に移転、現在に至る。同社は、北米、中米、南米の各国市場を対象に、改良剤、食品(エキス等)の販売活動を行っている。