今般、米国カリフォルニア州において、カリフォルニア州消費者プライバシー法(CCPA: California Consumer Privacy Act)が制定され、2020年1月1日から適用開始が予定されています。CCPAはEUのGDPR(General Data Protection Regulation: 企業グループの年間の全世界売上高の4%を上限金額とするEUの個人情報保護法)に倣ったプライバシー保護法制です。
米国では今までにない斬新な包括的保護法の導入となり、カリフォルニア州政府による執行リスクに加え、消費者による集団訴訟による法定賠償のリスクも高く、遵守体制の完備が必須です。来年1月までに遵守体制を整えるためには、各事業者のIT、システム・セキュリティー部門に加え、マーケティングや渉外部門などとの横割組織による情報管理体制の見直しが必要となります。
CCPAはカリフォルニア州居住者の個人情報を収集・売却するカリフォルニア州で事業を行う事業者に対し、幅広く適用されます。また、消費者プライバシー法という名称ではあるものの事業者間での個人情報管理にも適用されるため、いわゆるB2B企業の皆様も注意が必要です。さらに、日本企業の日本本社に対しても適用される可能性があり、早期に本社と連携することも重要です。
そこで、カリフォルニア州においてビジネスを行うJBA会員企業の皆様を対象として、米国プライバシー保護法の執行動向およびCCPAの適用判断基準を含めたコンプライアンス対応に関するセミナーを、日本語により、プライバシー保護法制について豊富な知見を有する3事務所の弁護士によってお届けすることを企画致しました。実務に即戦力としてご利用いただけるよう遵守へ向けてのステップをご紹介いたします。
日時 | 2019年6月10日(月) 9:30am-11:30am (9:00am 受付開始) |
場所 |
MIYAKO HYBRID HOTEL 21381 S. Western Ave., Torrance, CA 90501 Phone: 310-212-5111 |
講師 | 田中浩之氏 森・濱田松本法律事務所東京オフィス・パートナー弁護士(日本、ニューヨーク州) 2000年慶應義塾志木高等学校卒業、2004年慶應義塾大学法学部法律学科卒業、2006年慶應義塾大学大学院法務研究科修了、2007年12月日本弁護士登録(第二東京弁護士会・司法修習新60期)、2008年1月森・濱田松本法律事務所入所・同事務所アソシエイト、2013年ニューヨーク大学ロースクール法学修士号(LL.M. in Competition, Innovation, and Information Law)取得、2013年Clayton Utz法律事務所シドニーオフィスにて執務(~2014年8月)、2014年米国ニューヨーク州弁護士会登録、2018年1月、森・濱田松本法律事務所オブ・カウンセル就任、2018年4月~9月慶應義塾大学法学部法律学科非常勤講師、2019年1月同事務所パートナー就任。 杉本武重氏 ディパロ真紀氏 |
参加費 | 無料(会員のみ) |
定員 | 120名 |
申込み | 下のイベントサイトからオンライン登録いただくか、EメールにてJBA事務局の河上(kawakami@jba.org) まで会社名と参加者名を返信ください。 |
〆切日 | 5月31日(金)(但し定員に達し次第締め切ります) |
照会先 | JBA事務局 河上(Tel : 310-515-9522、 email : kawakami@jba.org) |
参加登録はこちらから⇒ 第219回 JBAビジネスセミナー 「カリフォルニア州消費者プライバシー法を中心とした 米国プライバシー法に関するコンプライアンス対応の最新動向」