去る７月２３日、Orange Countyにおける経済団体であるOrange County Business Committee（OCBC）が主催するEconomic Development Committeeに、参加した。OCBCの依頼を受け、“日本市場におけるビジネス機会と南加における日系企業のプレゼンス”と“在OC日系企業の紹介”という議題で、前者についてはLA日本国総領事館の新美総領事からご講演を頂き、また後者については、Mitsubishi Power Systemsの中村Senior Vice Presidentからご講演を行った。

　今年の２月、JBA外向き活動の一環として、Orange Countyにおける経済団体であるOrange County Business Committee（OCBC）とJBAの間で、戦略的提携の覚書を締結した。この覚書に基づき、商工部会では、OCBCと具体的な提携内容について協議を行ってきている。その中で、まずはOCBC会員の方に、日本市場や日系企業の活動について理解を深めてもらうことによって、相互の今後のビジネス機会の創出につながると考えたことから、今回の講演を企画するにいたった。

　講演は、まず、新美総領事から、Orange Countyと日本経済の関係について、ご講演頂いた。ご講演の中で、南カリフォルニアの経済への日系企業の貢献を他国との比較の中でご説明され、日系企業が、オレンジカウンティーの様々な場所、様々な業種で活動していることを、分かりやすいチャートを使用しながら、説明を行った。また、アベノミクスの「３本の矢」、特に成長戦略についての説明をしたのち、今後のカギとなりそうな複数の業種について例示された。

　また、中村 Senior Vice Presidentから、「在OC日系企業の紹介」ということで、Mitsubishi Power Systemsの活動についての講演が行われた。まず、Mitsubishi Groupの紹介があった後、Mitsubishi Power Systems Americasの米国市場におけるガスタービンや風力発電についての取り組みについて、各地の美しい写真を織り込みながら説明をおこなわれた。

　　二つのプレゼンテーションの後、質疑応答の時間になると、各参加者から活発な質問が行われ、予定していた１時間３０分という時間はあっという間に過ぎてしまった。質問の内容は多岐にわたり、日本のリーダーシップの世代交代への質問や、エネルギー政策の考え方、カリフォルニアに工場を誘致することの課題など、活発な議論を行うことができた。これにより、両者の友好が深まったものと思われる。

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