6月20日に開催された「LA港見学ツアー」に参加させて頂きました。 20年近くに亘り、毎年開催されている人気企画で、本年度もMaritime Museumにて開催されました。

最初にLA市港湾局の森本氏よりLA港の概要や日系人社会との関係・歴史について講演いただきました。　LA港はロングビーチ港と合わせた物流量が日本の五大港の取扱合計量に匹敵する全米最大の港湾であり、更なる処理能力向上のための設備投資が順次実施されています。

一方日系人社会との歴史を紐解くと、戦時中、LA港に居住していた全ての日系人が収容所に送られました。 許された所持品も僅かボストンバック2つまでだったそうです。 このような先人達の苦労の上に現在の我々日系人コミュニティーが成り立っているということを改めて考えさせられた講演でした。

講演の後は、博物館の Ms. Marifrances Trivelli館長の案内で30分程館内を見学した後、遊覧船に乗船して洋上からLA港を見学しました。約90分のクルーズは天候にも恵まれ、クレーンがコンテナを運ぶ様子を下から見上げるといった珍しい体験もさせて頂きました。

まだ参加されたことのない方も、機会があれば是非参加していただきたいと思います。 講演・クルーズ共に非常に感銘を受けること、間違いありません。

文： みずほコーポレート銀行　吉水 智仁

左から、LA港湾局・森本氏、 Maritime博物館長・Trivilli氏、柏井SB部会長

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