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7/31(Wed) | ダウンタウン地域部会主催“ドジャース戦”観戦記 (7/14)

かつてトルネード投法で全米を賑わした野茂英雄や、現ヤンキースのエース黒田博樹も在籍したLAドジャース。名監督トミー・ラソーダが引退、オーナーも交代しましたが、今年は200億円の大補強を行いスーパースター軍団として生まれまわりました。当然ながらシーズン前の予想では、ナショナルリーグ西地区の優勝候補筆頭。

しかしシーズンが始まるや、主砲マット・ケンプの怪我による戦列離脱、鳴り物入りで入団した先発ザック・グリンキーの乱闘骨折、同じく先発の一角ジョシュ・ベケットの大不振等で、気が付いてみれば西地区最下位。名門復活に期待する地元ファンもやきもきしたことと思います。

しかしその後は、オールスター投手クレイトン・カーショウが登板20試合で防御率一点台をキープ、不死身のグリンキーが鎖骨骨折からわずか一ヶ月で復帰し勝ち星を積み上げ、韓国からポスティング入団の柳賢振(リュ・ヒョンジン)が無四球完封をする等、いつのまにか地区二位に浮上。極めつけは元キューバ代表の怪物ヤシエル・プイグ。6月にデビューするや、一ヶ月で何と!44安打(打率4割3分6厘は新人月間としてはジョー・ディマジオに次ぐ歴代2位)、月間リーグMVPと月間リーグ新人王を獲得し、いまやドジャースの救世主となりました(まだ22歳です)。

7月14日の試合は、西地区3位のコロラド・ロッキーズとの対戦。5万人以上の観衆がドジャーススタジアムに詰め掛ける中、我々40名の参加者も観戦に訪れました。デーゲームということもあり日差しはきついものの、席は直射日光の当たらない屋根の下(ライトスタンド側)を確保。また、当日はプイグ・デーということで、プイグのTシャツを無料でゲットしました。

先発はマイアミ・マーリンズから一週間前に電撃トレードで加入したリッキー・ノラスコ。しかし立ち上がりから、球威・コントロールとも今ひとつで、初回に一点を失います。その後も毎回のようにランナーを背負い、5回にはツーランホームランを浴びノックアウト(この時点でスコアは0-3)。一方ロッキーズの先発ジュリアス・チャシーンにはつけいる隙がありません。試合が最高に盛り上がったのが5回裏。不調のノラスコに代えて代打プイグ!スタジアムは興奮の坩堝と化しました(みんなプイグが好きなのです)。さすがというべきか、ファンの期待に背かずプイグがクリーンヒット。さらに後続のヒットで、一点を返します。

その後ドジャースはセットアッパー4人を繰り出しロッキーズ打線を抑え込みますが、味方打線も相手ピッチャーを打ち崩すことができません。1-3で迎えた9回裏、3人目にプイグに打順がまわってきます。“もってる”人はこういう運も違います。前にランナーが出て彼がホームランを打てば同点というところですが、簡単にツーアウト。しかし最後の打者プイグが登場すると、それでも観衆は彼の最後の一振りに掛け絶叫します。プイグはみごと大飛球を放ちますが、あえなくボールはフェンス手前で失速、1-3でゲームセットとなりました。

試合に負けてはしまいましたが、超弩級新人プイグの強肩を目の前で見られたこと(我々の席は彼のポジション・ライトの横)で大満足の一日でした。なお、ご厚意でドジャースマガジンや無料招待チケット・スポーツタオル・バブルヘッド人形等をご提供頂いたドジャース球団の佐藤様、およびご参加頂いたJBA会員の方々に改めて深謝申し上げます。

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