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8/5(Sun) | ダニエル・イノウエ連邦上院議員の講演会ディナーを開催

去る6月29日金曜日、在ロサンゼルス日本国総領事公邸において、ダニエル・イノウエ連邦上院議員をお迎えしての講演会が行われました。

イノウエ上院議員の講演

この講演会は、JBA商工総務部会と日系人組織である米日カウンシルが不定期で行っているビジネス・ネットワーキング活動の一環で、総領事館のご好意とご協力により、新美潤在ロサンゼルス日本国総領事が公邸にて主催してくださいました。

イノウエ議員は、現在、連邦上院の最長老議員ですが、上院仮議長として、大統領職継承順位第3位という要職を占めておられます。

当日も、上院での決議案がいくつか予定されていたにもかかわらず、日程を調整してLA をご訪問いただきました。

講演では、日米関係が非常に重要で、互いの国民の相互の信頼感や友情関係は、他に類を見ないほど緊密なものであること、その証左の一つが、昨年3月11 日の東日本大震災後の米軍によるトモダチ・オペレーションや、米日カウンシルと在京アメリカ大使館との官民協力によって展開されているトモダチ・プロジェクトであることを強調されました。

イノウエ上院議員と増田会長(左)、田中商工総務部会長(右)

さらに、戦時中、自ら442 部隊の兵士の一人としてイタリア戦線に参加したことに言及され、ドイツ軍に包囲されたテキサス大隊を救出するための作戦の決行前夜に、日系兵士たちに「今何を考えているか」と問いかけたところ、全員が「家名を汚したくない」「栄誉ある戦いをしたい」と異口同音に答えたというエピソードを紹介し、「義務と名誉(Duty and Honor)」が日系人にとって非常に重要で、その伝統は脈々と守られている、とお話しくださいました。

深みと温かみに溢れたイノウエ議員の語り口

また、同講演会に出席したテリー・ハラLAPD 副本部長(LA市議会議員候補)、アルバート・ムラツチ・カリフォルニア州司法省検事(カリフォルニア州下院議員候補)など、地方選に立候補している何人かの日系人候補者に触れ、将来、地域レベルや連邦議会で、こうした有為な人材が活躍することを願っているというご発言がありました。

イノウエ上院議員と新美総領事

同議員は、夫人で米日カウンシルの会長でもあるアイリーン・ヒラノ・イノウエ氏との馴れ初めについても触れ、「彼女の薫陶よろしく、僕は結婚後、料理も覚えたし、洗濯もできるようになった。今は電子レンジさえ使える」といったご発言もあり、愛妻家の一面をのぞかせておられました。ユーモアを交えたイノウエ議員の語り口は深みと温かみに溢れ、聴衆の心を魅了しました。

今回の講演会には、JBA から増田会長、田中商工総務部会長など23 名が出席し、米日カウンシルよりは、トム・イイノ理事長、アイリーン・ヒラノ・イノウエ会長を始め、米日カウンシル・メンバー十数名が出席しました。

イノウエ上院議員は、米国議員の中で最も重鎮であり、ご多忙な方でもあります。今回の企画のためにお時間をお取りいただいた同議員ご夫妻と、主催してくださった新美総領事および総領事館の関係者の皆様に心から感謝申し上げたいと思います。

(報告:海部優子・商工総務部会副部会長)

新美総領事のご挨拶

アイリーン・ヒラノ・イノウエ米日カウンシル会長

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