9月21日（土）、第20回オレンジカウンティ「現地校セミナー」をIUSD（アーバイン統一学校区）の協力を得て開催しました。
本セミナーは、日本からの新規赴任で初めて海外生活を始める方はもちろんのこと、引越等による学校区変更、入学、進級などに伴う新しい環境下での現地校生活に不安をお持ちの保護者の皆さんにとって、JBAボランティアの通訳を介して日本語で現地校の先生方からアドバイスを得ることのできる絶好の機会となるイベントです。また、日本人駐在員及び部会員子女の多くが通うオレンジカウンティの地域特性を生かしたイベントでもあります。
まず、JBAを代表して中村オレンジカウンティ部会長より、ご自分の現地でのお子様の教育のご経験も踏まえ、挨拶を頂きました。

第一部では「現地校日本人生徒とその保護者のパネルディスカッション」と題して、現地校に通う生徒3名およびご両親3名をパネラーとして迎え、事前に参加者の皆様から頂いた質問事項をベースに質疑応答を行いました。
渡米前後の不安、言葉の壁、様々な困難にどう向き合って克服してきたか等パネラーの実体験に基づく貴重な経験談は、参加された保護者の方々からの関心が非常に高く、同じ境遇の親子の生の声を直接聞くことができたことは非常に参考になったようです。

第二部は「現地校教師との懇談会」と称し、先生方と保護者・生徒の皆さんとのディスカッションが行われました。本年から各学年別に加え、一般教養やコンピューターのセッションを別に設け、より自分が確認したい具体的な事項が聞けるようにしたことにより、突っ込んだ質疑応答も含めた活発なディスカッションとなりました。学校の教育システムの違い、宿題の対応方法、両親の教育への参加、先生とのコミュニケーション方法、勉強方法のウエブサイト情報、学校生活全般について等、多岐に亘る個別相談が参加戴いた先生方と交わされました。
特に初めて海外生活を始める保護者の方は言葉の壁などもあり、現地校教師の方とのコミュニケーションが取りづらいことも多いと思われますが、通訳を介すことにより、踏み込んだ議論となりました。予定されていた時間を過ぎても議論が継続していたセッションも多々あり、保護者の方々から非常に好評でした。

休日の午前中という限られた時間ではありましたが、ボランティアの通訳・書記の皆さんのご協力を賜り、多数の保護者・生徒の皆さんが現地校の先生方と有意義かつ効果的な時間を過ごすというセミナー開催の目的を達成することができました。

Mazda North American Operations　渡橋　弘章

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