2015/12/6
去る2015年12月6日、パロスバーデスのFred Hesse Jr. Community Parkで、「LAマラソンを走ろう!マラソン準備講座(第2回—実践編)」を開催した。約30人の参加者の皆さんが、EXOSストレングス&パフォーマンスコーチの阿部勝彦さんの指導の下、実際に体を動かしてみて、約1時間半にわたってフォームやストレッチ法などを学んだ。
体幹を安定させる呼吸法 ランニングフォームを支える体幹を安定させるには、呼吸が大切。背中を地面につけて、膝を楽にまげて、鼻から吸って口から吐く。吸う時に横隔膜がお腹を前後左右に押す気持ちで。肩が上がる呼吸は体に負担がかかりやすくなる。 |
体幹を鍛える(1) 背中を地面につけて、両手を空へまっすぐ上げ、両膝を直角に曲げる。その姿勢から右手と左脚を伸ばし、元の姿勢に戻して、逆側も戻す。伸ばすごとに息を吐きながら、各側10回。 |
体幹を鍛える(2) 四つんばいに。腕が肩の真下、膝は股関節の真下に来るように。頭は背からまっすぐに伸ばし、顎を引く。そして右手と左脚を伸ばす。戻して逆側も同様に。その時、背中にアーチができないように。腰が痛くなるようなら、①に戻ってまずは体幹を安定させる練習を。逆にこれが簡単なら、膝を浮かせた姿勢や腕立ての姿勢でこの動きを行う。 |
中殿筋のトレーニング お尻を使って効率的に走れるように中殿筋のトレーニング。横向きに膝を曲げて寝転がり、かかとを付けて、体幹を動かさずに、膝を上下に開く。この時、背中が反ったりしないように、壁に背をつけて、または後ろに人に立ってもらってやるのもいい。膝下にゴムバンドを付けて行うのも効果的。各側10回ずつ。 |
お尻とハムストリングのトレーニング 寝転がって、足を肩幅に開き、かかとをなるべくお尻に近いところに置く。両腕をTの字に。背中から膝までが一直線になるようにお尻を上げ、そして下ろす。膝とつま先は同じ方向を向いているように。10回。楽にできるなら片足を浮かせて行う。 |
股関節のアップ:前側 前に左膝を上げて抱え、下ろす。着地の際、両膝を曲げる。右側と交互に5回ずつ。 |
股関節のアップ:後側 左手で左の足の甲を持ち、右手は上へ。下ろして両膝を曲げる。逆側と交互に5回ずつ。 この他、膝を伸ばす運動や、大殿筋肉のストレッチなども行われた。 |
〈走り方の基本〉 肩を引いて、体幹はまっすぐにし、回旋させないように。ひじは前後に振るというより、後ろに引く感じ。腕の動きが大きくなるとエネルギーを余分に使ってしまうので、腕の動きは小さく保つ。 |
壁に手をついて走るフォームの練習 お尻の真下に足の中足部が来るように。かかとで着地したり、足がお尻より前に出たりしまうと減速してしまう。 |
壁で練習後、実際にグラウンドを走ってみた。「上半身はリラックスし、後ろに反らないようにしてください。地面とのコンタクトは中足部で」と阿部さん。 |
走った後のストレッチ テニスボールやゴルフボールを足裏に当てたり、腰、ひざ裏に当てたりして、走って緊張している筋膜をリリースします。 |