2014/7/13
7月13日現在、LAドジャーズは宿命のライバルのSFジャイアンツとナショナルリーグ西地区で熾烈な首位争いを展開しています。(ドジャーズは2位のジャイアンツに僅か1ゲーム差で首位)
今日はオールスターゲーム前の最後の試合なので、勝って是非前半戦を首位で折り返してもらいたいとの気持ちで球場に足を運びました。あいにくこの日はサッカーワールドカップの決勝と重なったため、3階席、4階席には少し空席も目立ちましたが、熱狂的なドジャーズ゙ファンで埋まった球場を見て、アメリカはやっぱりベースボールの国なんだと印象を強くしました。JBAからも子供連れのご家族をはじめ、多くの方が参加され、事前に購入した61席は全て埋まりました。
試合はドジャーズの先発の柳賢振(韓国出身)とパドレスの先発タイソン・ロスの両投手の好投により、1回から6回の表のパドレスの攻撃が終わるまで、両チーム得点ゼロの投手戦になりました。この試合の初めての大きなチャンスとも言える、6回の裏 1アウト1、2塁で3番打者のヤシエル・プイグ選手に打順が回ってくると球場は大歓声に包まれました。プイグ選手は見事にその期待に備えてセンター前ヒットを打ち、2塁走者が帰って、ドジャーズは待望の1点を先制しました。 そのあとは継投で7、8回をゼロに抑え、9回に抑えのケンリー・ジャンセン投手がマウンドに上がりましたが、1アウトの後、四球とヒットで出塁を許し、一、三塁と大きなピンチを迎えました。 一打同点、長打が出れば逆転という場面でしたが、次の打者を三振に取り、2アウト一、三塁で球場は最高に盛り上がりました。あとアウト一人と祈るようなドジャーズファンの気持ちに見事に応え、最後の打者も三振に打ち取ってゲームセット、辛くも1対0で逃げ切りました。キューバからの亡命選手で、昨年のシーズン途中に大ブレークして、今やドジャーズの顔をなったプイグ選手の活躍も見ることができ、ドジャーズファンにとっては嬉しい試合でした。
試合後はKids Fun Serviceで子供たちが球場内のベースを1周走るイベントもあり、JBAの会員のお子さんたちも沢山参加されて、楽しい大リーグ観戦の一日となりました。
文: Takenaka Partners LLP 網本敏明