10月22日（日）、「TANAKA FARM パンプキン狩りツアー」に、夫と私の二人で参加させていただきました。アーバインにあるこの農園に着いてすぐ目に入ったのは、昔映画で見たような古き良きアメリカの田舎のイメージ通りの景色が広がる風景でした。
受付を済ませ、集合写真撮影をし、まず向かったのがワゴンライド。トロッコのような木製の荷台に座り、トラクターに引かれファームを一周します。途中、ケールやネギなどの畑をトロッコに揺られながら走るのは、とても気持ちがいいものでした。そしてなんと、 ワゴンライドのフィナーレに現れたのは、大きな大砲でした。砲弾にはかぼちゃを使用し、それが丘を超えて飛んでいったその威力にとても驚きました。

ワゴンライドが終わると、ここからは自由行動となりました。まず私たちが向かったのは、コーン迷路です。コーン迷路は自分の背よりも高いトウモロコシの幹でできた迷路で、それはまるでトウモロコシ畑に迷い込んだような感覚になれる迷路でした。インディアンサマーの影響で、この日の気温は摂氏約30度。まるで真夏の太陽の下でトウモロコシ畑の中を駆け回るような、清々しい体験ができました。

コーン迷路の後は野菜の収穫です。にんじん、新玉ねぎ、ラディッシュ、それにパクチーを収穫できます。都会育ちの私にとって、畑から野菜を収穫するというのは初めてのことで、なかなかうまく獲れませんでした。土がしっかりついていて、少し引っ張ったくらいではにんじんがびくともしないことに驚きました。一緒に行った夫と、どちらが大きい野菜を収穫できるか競いながら、あっちがいいかな、こっちの方が大きいかな、なんて畑を何回も往復しながら土を触るのは、とても楽しい時間でした。

収穫を終え、次は動物たちとのふれあいコーナーに行くことに。たくさんの羊やヤギ、中にはアルパカもいました。餌は持っていなかったのに、入った途端、 人懐っこい動物たちが一気に群がってきました。「餌がなくてもこんなに寄ってくるんだ」なんて言いながら羊たちとの写真撮影に夢中になっていたところ、なんと、彼らの狙いはさっき収穫したばかりの野菜。パクチーを背後からかじられていました。さすがは動物！　新鮮でおいしい野菜は、本能的に分かるようです。

最後にパンプキンパッチの会場へ向かうと、そこは文字通り一面に広がるオレンジ色のパンプキン畑でした。こんなにたくさんのパンプキンを見るのは人生で初めてで、見渡す限りのパンプキンに心が踊りました。早速お気に入りのかぼちゃ探しのため、畑に入っていきます。お目当ては、大きくて存在感があって、ジャックオーランタンが彫りやすくて、かつ、持ち帰れるサイズのパンプキン。こんなにたくさんパンプキンがあるんだから、すぐにお気に入りが見つかるだろうと思っていましたが、いろいろな種類のパンプキンそれぞれに個性があり、また条件をつけすぎたせいか、なかなかお気に入りの１つがみつかりません。ようやく運命のパンプキンと出会った頃には、パンプキンの上げ下ろしのためのスクワットのしすぎと普段の運動不足が重なって、太ももが少し痛くなっていました。

今回のイベントは人気のイベントで、なんと100人を超える参加者がいたとのこと。募集後すぐに定員オーバーで締め切ってしまったほどのイベントだというのも納得です。朝から自然に囲まれて、こんなに充実した日曜日の午前を送るのは久しぶりでした。 次回は今回参加できなかった人たちにも参加してもらって、この体験をして共有してほしいです。 素晴らしい体験をさせていただき、本当にありがとうございました。

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