2014/6/8
去る6月8日日曜日、オレンジ・カウンティーのアーバイン高校スタジアムで、第26回OC大運動会が開催された。絶好の運動会日和となった当日は、幼児から大人まで幅広い年齢層の家族連れが集結。1日中歓声の絶えない大イベントとなった。
強い日差しの下、午前8時30分頃から参加家族が姿を見せ始め、9時30分には応援席がほぼ満席となった。こうして36企業144家族、総勢385人によるOC大運動会が始まった。
開会式で山神雄一JBAオレンジカウンティ地域部会長が「笑顔と応援を絶やさず今日1日素敵な思い出を作りましょう」と開会を宣言。続くラジオ体操では、模範演技にリコーエレクトロニクスからルイージさんが登場。昨年のパワーレンジャー1号に続くキャラクターによる模範演技に、本部放送席から「毎年アイデアのハードルが上がっていますね」とコメントが流れた。
いよいよ競技開始。小学生未満が対象の25m走「幼児ドン」、おもちゃのラケットにオレンジを乗せて走る「オレンジ運動会」を経て、成人男女が紅白に分かれて競う「おとなの玉入れ」が始まった。玉入れでは両組とも白熱したゲームを展開。結果は1対1の引き分けとなった。
小学生以上の男女による「徒競走」に続いて、大人が子どもを背負って小麦粉の中の飴を口で探し出す「親は顔面蒼白」が始まった。走る親の背中でキャーキャーと喜ぶ子どもたち。親の顔はその名の通り真っ白だ。放送席からは「周囲は気にせず、顔を真っ白にしちゃってくださーい!」とアナウンスが流れるものの、どうしても恥を捨てられずおちょぼ口で飴を探す母親の姿も。
午前の部は紅白対抗「綱引き」で終了した。紅34点、白30点と紅優勢だが、得点差が小さいことから白の逆転も大いに期待された。その後、17企業から7500ドル相当の景品が寄せられたドアプライズを実施。山神部会長が当選番号をコールすると、当選者らは大きな歓声を上げながら本部席に走り商品を受け取っていた。
紅強し!
午後は「二人三脚」で始まった。小学生以上の男女ならペアの組み合わせは自由。中には背の高低と歩幅の違いから子どもが転倒するケースも見受けられた。次に小学生未満が対象の「親子で買い物」、小学生から高校生までが対象の「電車道」を経て、長距離走の「アーバインマラソン」へと進んだ。特に、男性壮年の部(30歳代)は800m、実年の部(40歳以上)は600mとかなりの長距離。体力に自信があっての参加のはずが、「気持ちは前に進むんだけど、足が付いてこない…」とゴールの後に悲しい現実を語る実年男性も見受けられた。
小学3年生以下全員による「紅白玉入れ」、小学5年生以上の女性による「大玉運び」が終わり、この日のメインイベント「グループ対抗リレー」に突入した。この時点で紅64点、白48点。点差が広がっていた。紅が逃げ切るか、白逆転となるか。運命をかけた大勝負のスタートだ。第1走者からアンカーの第9走者まで混戦が続いたが、最終的には白のリードで誰もが白の1位を疑わなかった。が、その瞬間、ゴール直前でまさかの大転倒!そのまま紅がゴールを踏み、すべての競技が終了した。
ラジオ体操とスタジアムの掃除の後、山神部会長が「今日は本当に楽しい時間を過ごすことができました。お疲れ様でした」と閉会の挨拶。そして「紅114点、白103点で紅組の勝ち」と結果を告げると、両組から互いを称える大きな拍手が沸き起こった。こうして昨年に続いて紅組が勝利した第26回OC大運動会は無事終了した。